ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

軽い言葉だ「駆け付け警護」

2016年11月15日 | 政治

「駆けつけ警護」を閣議決定した。いよいよ動き出す南スーダン派遣部隊に付与。

それにしても「駆けつけ警護」・・官僚考案用語か、電通あたりとも相談したのだろうか、なんとも軽々しい言葉だ。駆けつけ一杯の飲み会じゃないんだから。

たとえ国連協力とはいえ武装部隊を海外に派遣することは、紛争の武力解決を否定している現行憲法の精神には背いていることは明らか。

しかし、それでも戦闘に首を突っ込むというならば「駆けつけ警護」などと気休めのハグラカシ言葉でなく、最悪の事態も十分覚悟した「救出のための戦闘作戦」=救出参戦なのだと堂々と内外に表明するべきだ。そうでなければそれに命を懸ける自衛官の皆さんに失礼だろうと思う。

 

「駆け付け警護」15日閣議決定へ 南スーダンPKO

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サンダース氏のTPP反対演説

2016年11月12日 | 経済
米大統領選民主党候補だったバーニー・サンダース氏(75歳)。
彼のTPP反対演説を聴いてみました。
24分、説得力があります。英語のヒアリング学習を兼ねてぜひお聴きください。

グローバルな観点から働くポポロ(人々)にとってTPPは何をもたらすかを話しています。
環太平洋経済連携協定(TPP)の国会承認をなぜか急ぐ安倍政権。一方、米国はトランプ氏の当選でTPPは離脱の方向・・。
まったくわーけがわかりませんね(笑)

 

【木工さんの写真】矢嶋秀一作 フォト 田口大輔


バーニー・サンダース「TPPに反対する四つの理由」TPP反対演説

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「トランプ現象」の奥に何が・・

2016年11月11日 | 政治

「トランプ氏が大統領になったらアメリカは終わりだ」という声をしばしば聞いた。・・我々日本人が注目すべきは、なぜトランプ現象が生まれたかという点だと思う。彼が支持された背景には白人ブルーカラーを中心とする中間層の没落という問題があるだろう・・日本でも非正規雇用が増え、格差社会に不満を持っている人も多くいる・・私たち日本人は感情的にトランプ氏を恐れるだけでなく、彼が支持を得た背景に目をこらそう・・」東京都の大学生、斉藤圭さん18歳のオピニオン『「トランプ現象」を冷静に考えたい』の一部抜粋から。(朝日新聞11/10)


しっかりした見方だと思う。

「トランプ現象」を参考に日本社会が抱える問題を冷静に真剣に考えるべき時だ、と指摘している。その通りです。

多くの人にとって予想外の選挙結果であっても、ただちにそれに右往左往することはありません。なぜこの現象が起きたのかを冷静に考えることが必要です。そこには原因があります。それを追究することで新しい対応策が生まれます。トランプ現象を機に日本も大きく変わらなければならないと思いますね。

【木工さんの写真】矢嶋秀一作 フォト 田口大輔

りりィさん(64歳)本日逝去 合掌 

「私は泣いています」 りりィ

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電通過労死 「命より大切な仕事ない」

2016年11月10日 | 経済

電通で過労死自殺に追い込まれた高橋まつりさん(24歳)。「男性上司から女子力がないだのなんだのと言われるの、笑いを取るためのいじりだとしても我慢の限界・・」が最期のツイート。

責任重い男性上司

電通の体質はもちろんのこと、この男性上司の責任も大きい。一連の報道をみているとパワハラは間違えない。またセクハラもあったのではないかと思われるふしがある。とんでもない上司だ。勤め人は「上司運」に左右される。特に直属の上司によって職場の雰囲気がガラッと違う。同じ会社でもリーダーによってその部署は“別会社”のようだ。
電通のデジタルアカウント部DMB(ダイレクトマーケティング・ビジネス)局部長だった男性上司は、ネットではすでにその責任を問う意見が出ている。当然だ。

高橋まつりさんは母子家庭で静岡から上京。東大を卒業し電通の社員寮(社宅)にいたようだ。そこでの自殺。昨年12月25日クリスマスの夜だったという・・。

お母さんの気持ちを考えると涙が出て止まりません。

電通は労基署(労働局)の指導に従い改善策を100%実行するべきだ。時間外労働(残業時間)はゼロを目指し、そのためにも社員の人数をもっと増やすこと。利益至上主義のケチケチ体質は返上。

太田ラッパ♪労組はビクビクせんで協定違反がないかどうかしっかりチェックして労働者を守るらな~いかんゾ!!

 

 

電通過労自殺(高橋まつり)とパワハラ社会

 

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占い大はずれの米大統領選

2016年11月09日 | 政治

米大統領選 トランプ氏が勝利 「驚くべき番狂わせ」

 

トランプで占えなかったこの結果
              (TBS時事川柳 千葉市アカイ ツヨシさんの作品)

意外な結果でした。
すっかりヒラリー・クリントン氏が勝つものかと思っていました。
それにしても直接選挙制のようでいて「選挙人」を介する間接選挙制のようでもある・・。

長い長い選挙ショー~

日本では開票早々に当落が出されますが、IT大国の割りになんとも結果に時間を要すこと。

イラク戦争では承認印を押した側のクリントン氏、一方ドナルド・トランプ氏は、あの戦争は間違えだったと声高らかに叫ぶ。トランプ氏は過激な問題差別発言が多い中で時々「正論」も放つ。

米国の有権者は、これまでの政治の流れに飽き飽きしていたのでしょうね。
何でもいいから?「変化」がほしい、ということの現れではないでしょうか。
分かる気がします。


【木工さんの写真】矢嶋秀一作 フォト 田口大輔

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電通の“社員訓”に呆れる

2016年11月06日 | 経済

「電通」って会社、意外に知られていませんね。
広報宣伝部門を経験した人でもないと縁がなくて当然かもしれません。電通と聞いて運送会社か電気屋と思われる人も少なくないようです。

しかしこの会社、すごい力を持っています。
広告代理店業界の超トップ企業です。政党のアドバイザー役でもあり、時には国民の意識を誘導することで世の中の流れを動かす「陰の演出者」とも言われるほどです。たとえば「アベノミクス」などという珍奇な造語を流行らしたのも電通ではないかと勘ぐってしまいます。

五輪などはもちろん冠スポーツ、ビッグイベントの仕切り役。メディアへのスポンサー集め、トレンディな創作には必ず登場するのが電通などの広告大手。これまでも巨額なマネーが流れ飛ぶ原発推進キャンペーンでは電力会社とメディアの間に入り安全神話の広告を立案した頭脳集団でもあります。とりわけテレビ局は広告を電通に依存する割合は高く、とても電通様に対して批判的なニュースなど報じられるような話ではありません。


時代錯誤な“社員訓”

電通の社員手帳に「鬼十則」という、驚くような10か条の行動指針があります。
そのうち5番目。。

4.難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。
5.取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……。
6.周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる。

「殺されても放すな」とは戦場の兵士訓のよう、それも時代錯誤の肉弾戦時代の。過労自殺した24歳の女子社員の手帳にもこの「鬼十則」は書かれていたのでしょう。今回、労働基準監督署(東京労働局)が臨検に入りましたが、ビシビシやっていただきたい。他社に先駆けて範を示さなければならない電通のような影響力のある巨大企業が、これまで何人もの社員を過労死に追い込んでる状態は腹立たしい。この際、徹底的に改革してもらわないと。労基署、労働局の奮闘に期待します。労組もしっかりせい!

 

渡辺美里「 my revolution 」 電通も「自分革命」して、さあ出直しだ。

 

My Revolution

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過度な協調で労組は劣化

2016年11月02日 | 経済

過酷な労働現場からの悲鳴が絶えません。電通のような労働組合を持つ巨大企業でも過労死問題は長年解決してこなかった。その責任は労使にあるといえるでしょう。

労働組合があっても、それに期待しない組合員が多い。労働研究機関のアンケートでもその傾向は表れている。会社の御用聞きだけの組合では頼りにならない、組合が会社と同じ対応しかしないから、がその理由。
会社が無謀な労働強化の方向に進もうとしているとき、それに物申して正すようにアクションをとるが「批判的協力者」としての労働組合であるはず。ところが
その「批判的」部分が無くなって単なる「協力者」に成り下がっていたとしたなら組合の存在意味まで疑問視されるのは当然なこと。

非正規雇用労働者が増えています。「労働弱者」です。本来ならこの層にこそ労働組合の救済が必要なはず。ところが非正規の組合組織率は推定で7%(2015年労働組合基礎調査)。この数字でさえ甘いように感じる。一桁ちがいの0.7%のくらいでは・・。いずれにしろ非正規に労働組合の影響は無縁に近いことに変わりはありません。

労働者組織なくして社会なし

連合の中央アドバイザー、「伝説のオルグ」こと二宮誠氏は「会社側にのまれるような組合は絶対にダメだ。御用組合ならないほうがまし。経営のチェック機能を持つ労組でなければ、本来の役割は果たせない。・・日本の労働者組織の草分けは戦前の鈴木文治の友愛会だが、この組織を資金面で支援したのは渋沢栄一・・健全な労働者組織なくしてよい経済社会は存在しない」と過度な協調姿勢の現状を戒めている。(「週刊東洋経済」10/15参照)

労働組合には頑張ってほしい。組織率の低下を食い止め未組織労働者、とりわけ非正規社員の組合員化を図るオルグ活動は、労働条件の向上とともに進めていただきたい。

「太田ラッパ♪」が聴こえて来ませんか。。??

労働界はぶったるんでるぞ~ 日教組の某委員長、そんな不祥事を起こしている場合か!しっかりせい!(喝)


※【太田ラッパ♪】かつて人気のあった労働運動のリーダー、故太田薫さんの労働者大衆に向けての進軍ラッパ。


今を生きる働く若ものたちへの“中村ラッパ” NakamuraEmi(中村絵美)の「YAMABIKO

NakamuraEmi - 「YAMABIKO」 MusicVideo

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