ポポロ通信舎

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八百長だった沖縄基地返還劇

2011年05月07日 | 政治

昨年5月の今の時期は、沖縄の普天間基地問題が大詰めを迎えていた。丁寧言葉で誠実そうな鳩山首相(当時)の「腹案」を信じ、きっと何らかの進展を見出すであろうと期待をもって見守っていた。ところが5月末を過ぎても首相の腹案はもちろん、菅副総理も小沢一郎幹事長もまったく音なしの構えで動くことはなかった。

この外交交渉が実は「八百長」であったことが、このほど機密公開されたウィキリークスの約7000点の公電で明らかになった。

鳩山政権は代替案を模索するものの、受け入れない限り現行(辺野古)案通りに進めると米国側に密かに伝えていたという。つまり民主党新政権の県外への移設案は「形だけ」のポーズで、当初から辺野古案を視野に入れていたのだ。早くも予算成立後は社民党との連立解消も計算していた。

さらに驚きは、日本の外務・防衛官僚が、米国に対して「早期に柔軟にならずに譲歩しないように」助言していたと公電は記している。

なんだぁ?一体これって!!

官僚達の国籍は本当に「日本国」なのか、と呆れてしまう。

無責任体制は、なにも民主党政権に始まったことではない。2007年7月~8月の2カ月だけの防衛大臣だった小池百合子氏(自民)もひどい。当時50メートル(辺野古)沖合移設に同意する、と沖縄県知事に約束していた。「2009年にはどうせ違う政権ができているから何を約束したかは問題にならない」と平然。

ウィキリークスは良くすっぱ抜いてくれたと思う。
このようなことは嘘だ、事実でない!と日本政府・高官にはただちに反論してほしい。ところがこれらの公電公開に対して政府高官らは反論せず。「コメントも確認もしないという方針」だそうな。

すっかり民主党政権の自作自演、茶番に乗せられた。猿芝居劇団長のおサルさんに笑われてしまった。

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コメント (3)
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