ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

「読み・書き・プログラミング?」

2020年02月24日 | 教育・文化
過日の『小学生のプログラミング教育』2020年01月28日の続きになります。
『プログラミング教育がよくわかる本』(石戸奈々子著 講談社)を読んでみました。今年4月から始まる小学校でのプログラミング教育を前に参考になりました。

かつては「読み書きソロバン」でしたが、そろばん(計算)の部分は「プログラミング」になるという。これまでは知識や技術を習得することに勉強の主眼がありましたが、テクノロジーの発展でネットで「検索」をすれば、多くの知識が簡単に得られる。これからは知識だけでなく自分で考え行動することが求められる。

プログラミング「」学ぶ以上に、プログラミング「」学ぶことが重要だと著者は語る。


人々(ポポロ)が、等しくレベルアップすることは良いことです。ポケットの中に百科事典や翻訳機が収められている時代になっています。テクノロジーの発達によって、役割を終え消えていく職業も出てくる。事務部門でいえば「珠算の能力」が、いつの頃からか採用の条件から外れ代わりに「パソコンの能力」に置き換わったように。そしてさらに事務の仕事そのものの形が変わっていくことになるでしょう。


一方で、子どもたちは将来、いまは存在しない新しい仕事に就くことにもなります。たとえば、かつては存在しなかったWebデザイナーやSE(システムエンジニア)などの職業の出現ように。。

 

ヨルシカの『だから僕は音楽を辞めた』・・これも諸行無常♬

ヨルシカ / だから僕は音楽を辞めた(Covered by コバソロ & こぴ)
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「開戦通告遅れ」の謎

2020年02月19日 | 研究・書籍
なぜ日本は、対米開戦通告文の提出が55分遅れてしまったのだろうか。
このことによって真珠湾攻撃はいまだに「卑怯な騙(だま)し討ち」と思われているのではないでしょうか。そのことがトラウマになり今も日本の外交姿勢が委縮したままになっている一因なのかとも感じてしまう。


このような疑問にどのように答えを出してくれるものかと、二冊の関連本を読んでみました。

開戦通告はなぜ遅れたか』(斎藤充功著 新潮新書2004年)と『開戦神話 対米通告はなぜ遅れたか』(井口武夫著 中央公論新社2008年)

前者はノンフィクション作家による渾身の調査力に基づく推論。後者は開戦当時、在米大使館に勤める父とともに米国で暮らしていた小学2年だった著者。幼いとはいえ「当事者」の一員に近い人。通告遅れの責任が向けられた現地大使館員の一人だった父の「虚説」による汚名を晴らすいわば「かたき討ち」の書だ。その追跡・検証はきわめて冷静で論理的なものだった。
二冊とも、両著者ともに着眼点はするどい。

55分の通告遅れは、在米日本大使館の不手際な対応だったのか、または東京の外務省(本省)の意向によるものか、東条英機ら軍部(参謀本部)の意志が加味された計画的なものか、それとも日本大使館駐在武官の死にまつわる米国側の卓越した諜報力に翻弄されたものだったのかどうか。


奇襲開始前の30分前には米国に通告するはずの予定がどうして狂ってしまったのか、真実はどこにあったのかは今では推理の域を出ることはない。

少なくとも現地の日本大使館の単なる不手際に因ると決めつけるには無理があるように思える。それだけは2冊読み、共通した感想です。
いつの日か関連の決定的な解明の書が、もう一冊世に出て問うことを期待したいものです。
(敬称略)



 
 

ザ・バーズの「ターン・ターン・ターン」・・諸行無常です♬

Turn Turn Turn The Byrds HD
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空しい国会答弁のことば

2020年02月12日 | 政治
前向きに】明るい希望を持たせるだけ?の言い方
鋭意】見通しはないが自分の努力だけはアピール
十分】時間をたっぴりかせぎたい
努める】結果的には責任を取らないこと
配慮する】机の上に積んでおく
検討する】検討だけで実際は何もしないこと
見守る】人にやらせて自分は何もしない
お聞きする】聞くだけで何もしないこと
慎重に】断り切れないときに使う。実際は何も行われない

以上は『お役所の掟』(宮本政於著 講談社)から。1993年の書だが、今も通用する内容です。
さらに当方はつけ加えたい。

ていねいに】言葉だけは丁寧だが、中味は無い
最優先課題】期待を持たせる言葉だが単なる時間稼ぎ
誠実に】ポーズだけはまじめさを示すだけ


国会中継は、答弁が白々しくて聞いていられない。
昨年の今頃のブログでも書きましたが、王将が負けを認めず言葉だけは巧みに試合を強行している状態。最後は多数決で乗り切れるので、無駄な無内容な答弁で時間を消化しているだけ。


言いたくはないですが有権者も有権者。いかさまゲームを静かに入場料払って観戦している。相変わらず声を上げているのは一部のラジカル爺だけ。若者たちはおとなしいな。


エスペラント語の創始者ザメンホフ博士の「種まく人」のねばり強い精神は凡人にはなかなかまねができない。
ことしも閉塞した気持ちはつづいています。


還暦ロカビリーおじさん、ビリー諸川さん。
ロカビリーに恋して40年。
著書『ロックで療育』も話題に。発達障害の子どもたちの施設をギターを手に訪問する。


ビリー諸川&ハーベストムーン - ロカビリーに恋をして -

 
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