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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■共に生きるために1 / 関根弘興

2011年03月08日 | Weblog
2011/3/8放送

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか。関根弘興です。今日もさわやかに一日を過ごしていきたいですね。

 私たちは決して一人で孤立して生きていくことはできません。いろいろな人たちとのかかわりの中で生きている訳です。ま、そういう意味では「共に生きる」一人ひとりなんですね。そこで今日は私たちが共に生きていくために心に留めておきたいことをご一緒に考えていきましょう。今日はその1回めです。テーマは「共に生きるために互いの存在価値を認めよう」というお話です。

 ま、私たちはいろんな価値観をもって生活しています。普通、その人の価値をはかろうとする場合、その人がどれだけ役に立っているかとか、どれだけのことができたかとか、またはできるのかという、ま、その人の機能的なものに価値を見出そうとします。ですから当然との人の能力や達成した結果によってその人の価値高いかがはかられる訳ですね。

 しかし、この価値観で判断すると、とても残酷なものが待っています。 なぜなら、その人が失敗したり、できたことができなくなってしまったら、もはや価値がないというレッテルが貼られてしまうからです。例えば自分は何もできないから価値がないとか、特別な能力がないからだめなのだと考えてしまうなら、それはとても恐ろしい見方ですよね。私たちは病の中で、何もできなくなってしまうことがあります。失敗を犯し、挫折することもあります。そのときに、病になったら価値がないとか、失敗したら価値がない、挫折したら価値がないと判断されるならこの世に住む殆どの人は価値のない存在となってしまうでしょう。

 互いに生きるということは、あなたが傍らにいる一人ひとりに対して、できてもできなくても、あなたがいてくれてありがとう、と言い合える関わりを構築することなんです。何かができたからいてくれてありがとう、ではなくて、互いの存在そのものに対して、いてくれてありがとうと言える関わりを築いていくこと、これが大切なんですね。なぜなら、それは天地を創造された神様が私たちを御覧になっている眼差しだからです。

 旧約聖書のイザヤ書43章4節に、「わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。」 こう聖書の神様はあなたに語り続けています。あなたの弱さも欠点も失敗も、罪も、承知の上で「わたしはあなたを愛しているのだ。そしてわたしの独り子イエス・キリストをあなたの罪のために十字架につけるほど、命を捨てるほど私はあなたを愛しているのだ。わたしの目には価値高い。あなたは高価で尊い。」と語ってくださっているんです。そんな眼差しを受けながら互いに生きていくことにいたしましょう。
 
 (PBA制作「世の光」2011.3.8放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として 
http://yonohikari.biblica.info 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

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■神の霊の働き /村上宣道

2011年03月07日 | Weblog
2011/3/7放送

 世の光の時間です。お元気でしょうか。村上宣道です。

 えー、春は風に乗ってやってくるというように言われますけども、春の風のことを春一番とかですねえ、それから東風、東の風と書いて東風(こち)と言ったりしますねえ。
  「東風吹かば 匂いおこせよ 梅の花」っていう有名な句がありますけども、どうして東の風と書いて「こち」って読むのかなあって思ったりするんですけども。あのー何でも辞書などによりますとねえ、小さい風という意味もあったり、氷を散らして融かす東寄りの風というふうな意味で「氷を散らす」、で「こち」、ってちょっと苦しいかなあという感じがしないでもないんですけれど。でも氷を融かしてくれる暖かい東からの風がやってくることによって春の到来を告げるっていうのは何かこういい感じがいたしますねえ。

 で、聖書の中でですねえ、神の霊の働きのことを風に表現してイエス様がおっしゃった所があるんですね。で、有名なニコデモという人との対話の中で、人は霊によって生まれ変わらなきゃいけないのだというふうにこうおっしゃって、そして風というのは霊ということばとですねえ、もともと言語的には同じなんですね。それで風というのは目には見えないんだけれども、確かにそこで木が動いたり葉っぱが動いたり、頬(ほほ)に感じたりというようなそういう事象を通して、あっ風は確かにそこに存在し働いているんだなあということが分かる。

 神の霊というのも目には見えないんだけれども、しかし「神様を信じよう」と人の心の中に働いて、そして「何が自分は間違っていたのかなあ」ということを分からせてくださって、そして自分の決心やがんばりではなくって、神の働き・霊の力によって生まれ変わることができる。神の霊によらなければ人間は本質的には自分で自分を変えることはできないのだ、というね。

 そしてああ、あの人はああいうふうに変わった、新しい生き方を始めるようになったというそういうのを見ると、あれは神様がその心の中に働いてくださったからだということが、風が木が動くことによって分かるように、神の霊がそういうことによって分かる、というように。

 私たちは自分で自分を変えられませんけども、神の霊によって変えられる。神様、私をそのように変えてください、と祈りたいですね。

(PBA制作「世の光」2011.3.7放送でのお話しより)


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として
 http://yonohikari.biblica.info 
が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


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東海福音放送協力会へのお問い合せは、
 464-0044 名古屋市千種区自由ケ丘2-10 自由ケ丘キリスト教会内 電話052-762-
2196 へ



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■なんと哀れな /山中直義

2011年03月05日 | Weblog
2011/3/5放送


 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか。山中直義です。

 本当に悲しむべきこと、このことだけは自分の身に起こって欲しくない、とあなたが思っておられることは何でしょうか。 聖書は救い主イエス・キリストを拒絶してしまうこと、そのことこそが本当に悲しむべきことだ、と教えています。

 新約聖書マルコの福音書14章にはイエス・キリストを裏切ろうとしていたイスカリオテ・ユダの姿が描かれています。そのユダの心の内をよーく御存知であったイエス様は彼がその考えを改めて、もう一度イエス様と共に生きることを願って次のように語られました。21節のことばです。

確かに、人の子は、自分について書いてあるとおりに、去って行きます。しかし、人の子を裏切るような人間はわざわいです。・・・」 (新改訳聖書 第3版)

「人の子を裏切る」すなわちイエス・キリストを拒絶してしまう人はわざわいである、とイエス様は言われました。実はこの「わざわいです。」と訳されていることばは、心の奥にある深い悲しみを表すことばで、「何とあわれなことよ」とも訳すことができます。神様が私たちに与えてくださった救い主を拒絶してしまう、そんな人のことをイエス様は心の底から悲しみ、深く思い遣っていてくださるというのです。

 本当に悲しむべきこと、それは実は病でも貧しさでもなく、救い主イエス・キリストを拒絶してしはまうことである、と聖書は教えています。そしてその上でそんな私たちを救うためにイエス・キリストは十字架につき、私たちの罪を赦し、復活してくださったと聖書は言うのです。

 このイエス・キリストは今も生きており、今も私たちにこの救いを受け入れるようにと手を差し伸べていてくださるのです。何とあわれなことよ、と自分を嘆かざるを得ない人が、何と幸いなことよ、と神を称え、感謝と喜びに満ちて生きることができる、それが聖書が語る福音です。

 あなたもイエス・キリストを信じ、この救い主と共に、何と幸いなことよ、と喜び歌う人生を歩んでください。

 聖書のことば

  「キリスト・イエスは、罪人を救うためにこの世に来られた。
         新約聖書テモテへの手紙第一 1章15節

     (PBA制作「世の光」2011.3.5放送でのお話しより )

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東海地方での世の光/さわやか世の光/ジェネレーションXの放送に協力してくださる場合の献金は、

  郵便振替 00890-3-111071 東海福音放送協力会   まで

  お問い合わせは、
  電話 052-762-2196 東海福音放送協力会へ
            (自由ケ丘キリスト教会内)

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■万軍の主が共におられる /岩井基雄

2011年03月04日 | Weblog
2011/3/4放送

 世の光の時間です。お変わりありませんか。岩井基雄です。

 早速ご一緒に旧約聖書の詩篇を味わいましょう。今日の詩篇は46篇です。6節、7節をお読みします。

 「国々は立ち騒ぎ、諸方の王国は揺らいだ。神が御声を発せられると、地は溶けた。
  万軍の主はわれらとともにおられる。ヤコブの神はわれらのとりでである。


 先月学んだように2節から6節までには周りに自分の存在を揺り動かされるような葛藤や争いがある中で、この詩篇の作者は川のような神様の豊かな平安を感じていました。神様を知る者は、どのような戦いや苦しみがあっても不思議な神様の平安と慰めをその戦いの真ん中で知ることができるのです。

 しかし、なぜ苦しみや戦いの真ん中で平安を感じることができるのでしょうか。その理由が1節と7節にあるのです。それは2節、3節、そして6節に描かれた苦しみや戦いを覆うようにして1節と7節に神様の主権が表されているからです。

 神様が苦しみや痛みでさえも御手の中に治めておられるのです。私たちの痛みや悲しみを与える苦しみ、国々が立ち騒ぎ、王国も揺るがされ、地が溶けるような出来事が起ころうと、そのすべてを神様が主権をもって支配しておられるというのです。

 聖書には「万軍の主」という表現がよく出てきます。それはあらゆる戦いの中にあって勝利を与えてくださる主権者なる神様を表しています。あなたが今、どのような戦いや苦しみの中におられようと、そのすべてを神様はご存知であり、神様の主権の御手の中にそのすべてが置かれています。そして聖書が語る神様は、あなたと共にいてくださるのです。

 あなたも、主権者なる神様を認め、心から信頼し、どのような中にあっても神様の不思議な平安と安らぎを与えられる人生を歩みだしませんか? 

 もう一度7節をお読みします。
  「万軍の主はわれらとともにおられる。ヤコブの神はわれらのとりでである。

 目には見えなくとも、聖書が語る神様は、万軍の主は、あなたと共におられます。

 (PBA制作「世の光」2011.3.4放送でのお話しより)

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通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しく
はPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。
日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。
予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。
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■幸いな人-義に飢え渇く人 /福井 誠

2011年03月03日 | Weblog
2011/3/3放送


 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか。福井 誠です。今日のバイブルメッセージは「幸いな人-義に飢え渇く人」です。それではマタイの福音書5章6節から読んでみましょう。

 「義に飢え渇いている者は幸いです。その人は満ち足りるからです。」(新改訳聖書第2版)

 義に飢え渇いている者は幸いです。食べ物に飢え渇いているのではなくて義に飢え渇く者は幸いだと言います。一体ここでいう義とは何でしょうか。簡単に言えば義しさのことですが、きちんと言えば神様の義しさのことですねえ。実際、義しさも人それぞれです。それらの中でも神様の義しさに注目してそのことを切に求めて生きていくことが義に飢え渇くということです。

 しかし神様の義しさ、良く分からないと思う人もいることでしょう。それは多くの日本人にとって神様のイメージがあいまいだからです。神様はどんな方かと聞かれてそれをはっきり述べられる人は少ないことでしょう。漠然としたよく分からないイメージがあり、でも神々しい方を信じることは大切だと思っているのが日本人です。そんな私たちに聖書は、信じるべき対象のイメージをはっきり伝えています。神様はどんな方かを豊かに語っているのです。

 で、その聖書によれば、神は愛であり、正義であり、強いお方です。神様は私たちをそのようなご自身の形に似せてお造りになったので、神様を知れば知るほどに私たちは人間のどのように生きるべきかということも理解できるものですねえ。そこから義に飢え渇く、神様の義しさを求めて生きたいという願いも生じます。

 聖書を通して神様を見つめ、神様を鏡のようにして自分の心の現実を悟り、神様に近づきたいと願う者は幸いだ。願うとおりに満ち足りるからだ。その品性は形造られるのだと言う訳です。どんなに人間が罪深くあろうとも、自分自身がどんなに救い難いものに思えようとも、その罪深い性質も神様の力によって変えられていくのです。神様が祝福してくださるのだと言う訳ですね。神様によって変えられた新しい人生を歩ませていただきましょう。

  ( PBA制作「世の光」2011.3.3放送でのお話より )

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そり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大
抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なし
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■祝祭日の奉納物 /羽鳥頼和

2011年03月02日 | Weblog
2011/3/2放送

 いかがお過ごしですか。羽鳥頼和です。

 荒野を旅してきたイスラエルの民は神様の約束の土地を目の前にしていました。その時、神様はイスラエルの民に約束の土地に入るための準備を命じられました。その時のことが民数記28章、29章に記されています。

 神様は人口調査をすることを命じ、ヨシュアという人を新しいリーダーに任命したのち、祝祭日の奉納物についての規定を命じました。これは礼拝の規定とも言えるものです。奉納物は礼拝ごとに神様に奉げなければなりませんでした。祝祭日とは毎週の安息日、月の初めの新月の祭り、そして新年の祭りなどと共に、様々な記念として行うものがありました。それはエジプトの脱出を記念する過ぎ越しの祭り、荒野の旅の記念である仮庵の祭りなどがそうでした。

 祝祭日の礼拝で神様に捧げる奉納物は羊や山羊などの動物のいけにえ、麦類を中心とした穀物の奉げもの、それからぶどう酒、オリーブ油などでした。これらの細かな規定を守り行うことによって人々は神様を恐れ敬い、まことの礼拝を奉げることができたのです。 

 実はコロサイ人への手紙2章16節-17節にはこの神様に奉げられた奉納物はイエス・キリストを指していると教えています。つまり、キリストが十字架にかかり、完全な奉げ物として奉げられたことによって、キリストを信じる者は、もうこのような規定に従う必要は無くなったのです。人はキリストによって神様の愛を知り、神様を恐れ敬い、まことの礼拝を奉げることができるようになったのです。 

 ローマ人への手紙12章1節には、
あなたがたのからだを、神に受け入れられる、聖い、生きた供え物としてささげなさい。それこそ、あなたがたの霊的な礼拝です。」とあります。

 この霊的な礼拝とは、まことの礼拝のことです。ですから礼拝とは自分自身を奉げて心から神様に従うことなのです。あなたもまことの礼拝を神様へ奉げるためにキリスト教会にいらしてください。

  ( PBA制作「世の光」2011.3.2放送でのお話より )

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■力は主のもの /関根弘興

2011年03月01日 | Weblog
2011/3/1放送

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか。関根弘興です。今日もさわやかに一日を過ごしていきたいですね。

 イエス・キリストが弟子たちに教えてくださったお祈り、主の祈りと言われるものですけれども、今日はその祈りの最後のことば、「国と力と栄えとは、とこしえにあなたのものです。」(マタイ 6章13節参照)という祈りのことばを考えていきましょう。

 あなたが今一番欲しいものは何ですか? ある人は、ま、いろいろな力が欲しいと考えるでしょうね。会社を動かす力、人を動かす力、政治的な力、奇跡を生み出す力、ま、いろんな力がありますから。またある人は栄誉を求めます。人からの喝采、それは甘い蜜のようなものかもしれません。またある人は多くの富を欲するでしょう。
 でもイエス・キリストは、あなたが力が欲しい富が欲しいと考えている時に、いつもいつも祈るときには「国と力と栄えとは、とこしえにあなたのものです。」と告白しなさい、お祈りしなさいと教えられたんです。

 ここで言う「とこしえにあなたのものです」の「あなた」とは天地を創造された神様ご自身なんですねえ。

 考えたことがありますか? もしあなたが世界を動かす力を持っていたら、思うままに動かすことができる力を持っていたらどうでしょう。もし私が全能の力を持っていて自由に使うことができたとしたら、それはちょっと想像するだけでも怖いことかもしれませんね。世界の歴史を見ても、力が極端に一極集中していくとき、多くの場合そこから愚かなことが起こってくるものです。でもこの主の祈りの最後は「国と力と栄えとは、とこしえにあなたのものです。」と祈っているんです。すべての力も富も栄誉も天地を創造された神様のものです、という告白なんですね。その全能なる神様のもとに一人ひとりが生かされているということなんです。

 そしてこの告白は新約聖書の黙示録を読みますと、イエス・キリストに対して告白されることばとしても用いられているんです。どんなに大きな権力があっても、「国と力と栄えとは、とこしえにあなたのものです。」とイエス・キリストの前で告白する存在が人間なんだというんですね。

 私たちはもっと力を得たいと願います。もっと賞賛や栄誉が欲しいと願います。でも私たちは自分に力がないことを認め、しかし私の信頼するイエス・キリストには力があり栄光があるのですと告白していくのです。

 どうぞ身体の力を抜いて、「私はあなたに信頼して生きていきます。必要な助けをいつも与え、人生を導いてください。」と祈っていきましょう。「国と力と栄えとは、とこしえにあなたのものです。」と祈られる偉大なお方が一緒にいるんですから。
 
 (PBA制作「世の光」2011.3.1放送でのお話しより)

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