♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して66年の
「世の光」を文字で 

■起きなさい / 関根弘興

2018年10月05日 | Weblog
2018/8/31放送

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。

 新約聖書のマルコの福音書2章にこんな出来事が書かれています。イエス様が家の戸口まで溢れるほどの人が押しかけてきた家で説教をされている時、何と屋根がバリバリと剥がされて天井から病気で寝たきりなってしまった人が吊り降ろされてきたんです。するとイエス様はまず彼に、「子よ。あなたの罪は赦されました。」(マルコ 2章5節 第三版)と宣言なさったんですねえ。

 するとその場にいた律法学者、---旧約聖書の専門家たちですが---、彼らは心の中で「この人は、なぜ、あんなことを言うのか。神をけがしているのだ。神おひとりのほか、だれが罪を赦すことができよう。」(マルコ 2章7節 第三版)と言い出したんですねえ。

 彼らは我が物顔でこの家に入ってきて腰を下ろし、批判的な目でイエス様を眺めていたのでしょう。この家には病人や助けを求める人が戸口まで一杯集まっていました。だから寝かされたままの病気の人は家に入れなかったので天井から吊り降ろすしかなかった訳ですねえ。でもこの律法の専門家たちは弱さを抱えた人々に席を譲ろうなど少しも考えていませんでした。病む人のために何かをしようとする心もこれっぽっちもありませんでした。彼らは旧約聖書の内容を誰よりも知っていると自負していましたが、聖書の中の最も大切な「神を愛し、自分を愛するように隣人を愛せよ。」という戒めをないがしろにしていました。

 そこでイエス様は彼らの心を見抜いてこうお尋ねになりました。「病気の人に『あなたの罪は赦された。』と言うのと、『起きて、寝床をたたんで歩け。』と言うのと、どちらがやさしいか。」(マルコ 2章9節 第三版) そう尋ねられたんです。

 ま、口で言うだけなら「あなたの罪は赦された」という方が易しいですよね。「起きて寝床をたたんで歩け」と言ってその通りにならなかったら嘘つきということになってしまいますから。

 しかしイエス様はご自分が罪を赦し病を癒す権威があることを示すために、また自らが救い主であることを示すために、この病気の人に「起きなさい。寝床をたたんで家に帰りなさい。」と言われたんです。

 するとこの病気の人はすぐに癒され、立ち上がり、歩き始めたんです。イエス様は、ご自分がまことの罪を赦す権威を持つ救い主であることをはっきりとお示しになりました。このイエス様が今も生きておられ、聖書を通してあなたに語っておられるんです。

     (PBA制作「世の光」2018.8.31放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。