♪ラジオ放送・文字版「世の光」

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■十戒 -自由への励まし 74 / 大嶋重徳

2018年10月04日 | Weblog
2018/8/30放送

世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 大嶋重徳です。
 聖書には十戒と呼ばれる神と人との間に結ばれた約束があります。十戒第六戒には「殺してはならない。」(出エジプト記20章13節 新改訳2017)とあります。

殺人はさらなる殺人を生み、復讐の連鎖を生み出します。しかし聖書はこう語ります。「愛する人たち。自分で復讐してはいけません。神の怒りに任せなさい。それは、こう書いてあるからです。『復讐はわたしのすることである。わたしが報いをする、と主は言われる。』」(ローマ12章19節 新改訳第三版)

 正義の神にお委ねをし、殺人や復讐に加担してはいけない、と語るのです。それだけではありません。私たちには他にもなすべきことがあるというのです。

 更にこう続きます。
 「もしあなたの敵が飢えたなら、彼に食べさせなさい。渇いたなら、飲ませなさい。そうすることによって、あなたは彼の頭に燃える炭火を積むことになるのです。悪に負けてはいけません。かえって、善をもって悪に打ち勝ちなさい。」(ローマ12章20-21節 新改訳第三版)

 何という高い倫理感でしょうか。聖書は、復讐を神様にお委ねすることだけではなく、悪には善をもって打ち勝つように、と語っています。私たちを殺そうとする敵に対する態度があるのだと聖書は語ります。それは殺そうとする敵を愛し、忍耐し、平和を求めるための対話を続け、寛容をもって食べさせ飲ませ、親切を示すことなのだと語るのです。また殺そうとして来る敵に降りかかる危害をも出来得る限り防ぎ、善を行うという態度を取るということなのです。

 そんな態度を取るならば敵は驚くこととなるでしょう。その驚きは、その善を行う態度を取った私に対して、私を殺さないという事になっていくし、私を含め私の家族も敵を殺そうとしない社会を形成することとなります。つまり、両者において殺人しかないという最終的な局面を予防することとなるのです。

 そして第六戒の示す光の生き方は、親切と善意によって構成される社会形成なのだと示すのです。ここに力を尽くして行くとき、私たちの周囲に平和が作られて行きます。私たちの取るべきものは武器ではなく愛の力です。

 なぜそんな事ができるのでしょうか。それは愛することへ巻き込んでいく力をイエス様から受け取っているからです。イエス様こそ神に敵対する私たちを先に愛し、先に食べさせ、先に飲ませ、先に善によって私の悪に打ち勝たれた方でした。このイエス・キリストの愛する力を身にまとった私たちは、第六戒の、殺さない、相手を生かす生き方を小さくとも少しずつ作っていきたいと思います。

    ( PBA制作「世の光」2018.8.23放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


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