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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■内側にあるものを / 山中直義

2012年05月08日 | Weblog
2012/5/8放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、山中直義です。

 外側を取り繕うことよりも大切なことがある、聖書はそう言います。今日は「内側にあるものを」と題してお話させて頂きます。

 新約聖書ルカの福音書11章にイエス様とあるパリサイ人とのやりとりが記されています。このパリサイ人というのは宗教的な清めの儀式に特に熱心な人々でした。ですがその彼をイエス様は次のように厳しく戒められました。「なるほどあなたがパリサイ人は杯や大皿らの外側は清めるが内側は強奪と邪悪で一杯です。」 またこうも言われました。「あなたがたは公義と神の愛をなおざりにしています。」

 突然このように叱責されたパリサイ人は大変驚いたことと思います。ですが、内側にある本質的な欠けをごまかしたまま表面的な事柄に終始して歩み続けるのは本末転倒ではないか、神を無視したまま表面的な部分ばかりを取り繕って生きる生き方は完全に間違っているではないか、イエス様はまっすぐにそう指摘されたのでした。

 これは余りにも厳しい叱責にも思います。実際このパリサイ人はイエス様に対する激しい怒りを覚え、あらゆる事柄において反対し、他の人々と共にイエス様に敵対するようになってしまいました。

 ですがイエス様は彼のそのような応答を十分に知っておられた上でそれでも彼を戒められたのだと言えます。たとえ憎ま恨まれ、十字架につけられたとしても、何とかして誤りに気づかせその人の魂を救いたいと願われたイエス様のことばそしてイエス様の心の内側にはいつもご自分のいのちさえ厭わないほどの深い愛があったことが示されています。

 私たちの内側が清められるために大切なのは聖書のことばに示されている神様の愛にしっかりと耳を傾けることだと聖書は教えています。どうぞあなたも心を込めて聖書のことばに耳を傾けその内側に溢れている神様の深い愛に気づいてくださいますように。

    (PBA制作「世の光」2012.5.8放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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