goo blog サービス終了のお知らせ 

 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■身内の不幸 / 板倉邦雄

2012年05月30日 | Weblog
2012/5/30放送

 世の光の時間です。 いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。今日は「身内の不幸」という題でお話ししましょう。

 この世に生きる限り私たちは様々な不幸に出会うことになるでしょう。特に身内の不幸の際は心を痛めるものです。ヘブル人アブラムも身内の不幸を経験しました。旧約聖書の創世記14章です。

 まずアブラムの時代に戦争が起こりました。当時エラムの王様ケダラオメルが支配していました。その支配を不服としたソドムとゴモラの王様他三人の王様は手を組んで反乱を起こしました。ソドムとゴモラの連合軍はケダラオメル王様の同盟軍に塩の海で戦いを挑んだのですが破れ去ってしまいました。同盟軍は勝利の勢いでソドムとゴモラを略奪し町中の財産と食料を洗いざらい奪って引き上げました。

 その時アブラムの甥ロトもソドムに住んでいましたので捕虜にされ全財産を奪われてしまいました。そこに一人の男がアブラムの所へ駆け込み一部始終を報告しました。身内のロトと家族が滅びなり財産が奪われたことを聞くとアブラムは総勢318人の一族郎党を引き連れ、引き上げる同盟軍も追いかけました。そしてその夜奇襲作戦を仕掛けたのです。作戦はまんまと成功し、敗走する軍隊をシリアのダマスコまで追いかけました。そして略奪された財産は全部取り返したのです。身内のロトと家族、全財産、捕虜になった人々です。

 ところで身内の不幸は様々な形で私たちの人生の中に起こって参ります。その時責任者である人はどうするか、家長はどうするか、二つに一つしかありません。しょうがないと不幸を無視する、諦める。もう一つは協力者と共に不幸に取り組むことです。

 私たちは不幸や問題の原因だけを探求しますが、それはまことの解決にはなりません。不幸や問題と取り組む信仰と勇気こそ大事でしょう。アブラムは甥のロトがソドムとゴモラに住んだ事を責めたりはしていません。

 キリストのことばです。
 「あなたがたは、この世ではなやみがある。しかし、勇気を出しなさい。わたしはすでに世に勝っている
       ヨハネ福音書16章33節

( PBA制作「世の光」2012.5.30放送でのお話より )

******

 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書
通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくは
PBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっ
そり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大
抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なし
でもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹
介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

******

このサイトは URL名として 
http://yonohikari.biblica.info 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする