♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■求めなさい / 福井 誠

2011年09月08日 | Weblog
2011/9/8放送
 
 世の光の時間です。 いかがお過ごしでしょうか、福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「求めなさい」です。それではマタイの福音書7章7節から読んでみましょう。

 求めなさい。そうすれば与えられます。
 捜しなさい。そうすれば見つかります。
 たたきなさい。そうすれば開かれます。


 このことばが好きな日本人は多いと思います。実に私たちを力づけることばです。私たちの願望のすべてを満たしてくれそうですねえ。けれども何でもかんでも求めよ与えられるから、と本当にイエス様はそんなことを言おうとしたのでしょうか。

 このことばがどのような意味で語られたのか最初の意味をちゃんと理解している人は少ないかもしれませんね。聖書のこのことばの前後を読むと、実は「聖なるものを犬に与えてはいけません。また豚の前に、真珠を投げてはなりません。」(マタイ 7章6節)ということばに続いていることがわかります。

 ここで言われている聖なるものというのは聖書の救いのことばです。価値のわからないような人には救いのことばを与えてはいけないのだとイエス様は教えたのです。

 ただ、人間の心としてはそういう聖書のことばの価値がわからず拒否するような人にもぜひ聖書の素晴らしさがわかって欲しいと思うことはあるものですねえ。そういう時にどうしたらよいのだろうか。その答えとして、まず祈ることですよ。求めなさい。そうすれば与えられますと言っているのです。こうした点が大切なところですねえ。

 私たちのお友達や家族にも聖書のこと、イエス様のことがわかって欲しいなあと思うものはあるものです。でもそういう話は聞きたくないと私たちの気持ちを踏みにじるような人がいたらその人のためにまず祈っていく。そうすれば心を開くようになるのだとイエス様は約束しているのですね。

 その最初の意味をまず押さえた上で、これを普遍化していく。神様に祈り求める者は神様がちゃんと聞いてくださると受け止めていくのは良いことだと私は思うんです。というのも神様は私たちの思いに最善をなしてくださるお方です。もちろん私たちの思うようには答えてくださないこともあるかもしれませんが、神様は私たちに最善をなしてくださると期待し祈り求めたいものです。

  ( PBA制作「世の光」2011.9.8放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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http://yonohikari.biblica.info 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


 


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