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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■感謝の応答 / 関根弘興

2011年09月05日 | Weblog
2011/9/5放送

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。

 大人になるとだんだん素直に言えなくなることばが二つある、とある本に書かれていました。なんだと思いますか? それは「ごめんなさい」ということばと「ありがとう」感謝のことばそうです。いやあそれは大人でなくても子供でもそうかもしれませんね。

 しばらく前ですが、一人の高齢になる方が家出をしてきて私の住んでいる町の交番に保護されました。しかしこの方どうしても自分の住所を教えないんですね。そしてお巡りさんに自分のうちの嫁の悪口を愚痴を言い始めたんです。お巡りさんさんも困ってしまいまして、ああそういうことでしたら近くに教会があるんでそちらに行って話を聞いてもらったらいいですよ、という事になりました。その方はお巡りさんに連れられて来られたんです。私がその方の話を聞くとすぐに嫁の愚痴が始まり収まりがつきません。延々と何時間も話し続けるんですね。私はその方を家に返さなければなりませんから、どちらから来られたんですか? 一所懸命聞き出そうとするんですがなかなか教えてくれないんです。ようやくもう夜9時過ぎになりまして、場所と連絡先を聞き出しました。その家に電話をするとみんな心配して少し距離がありましたので、翌日迎えに来るということだったんです。私はこの方と長い話をしまして、私はこの方に一つの提案をしました。「何々さん、本当に苦労があって大変ですね。えー、私は牧師をしているのでこういう時一番うまく解決する方法を知っているんですよ。教えましょうか?」 「おっ、それじゃ教えてくれ。」ということになりました。「何々さん、二つのことばをほんの少しの期間でいいのでちょっと使うだけで済むんです。」 「ああそうかね。一体何て言うんだね。」 「それはね、ごめんなさいということばとありがとうということばなんですよ。お嫁さんが食事を運んできてくれたら『ありがとう』、廊下ですれ違ったら『いつもありがとう』 とにかく薬だと思ってやってみてください。」 私はそう言ったんです。するとどうでしょう。今まで落ち着いていたその方の顔つきが急に変わって「それはできない。口が裂けても言えない。」と言い始めたんですねえ。とても残念ですね。ありがとう、ごめんなさい、簡単で単純なことばですけども人は素直じゃないですね。

 もし私たちがほんの少し感謝の心を持ってありがとうの応答をして行くなら人生はそれだけで豊かになり笑顔は増していきます。そして何よりも聖書にはこの天地を創造された神様があなたを生かし支えてくださってることを教えているんです。あなたを愛してくださる神様に心からの「ありがとう、感謝します。」 これはあなたの人生を必ず豊かにしていくんです。
 
 (PBA制作「世の光」2011.9.5放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として 
http://yonohikari.biblica.info 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


 




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