■ホタルの光

2010/8/11放送

　世の光の時間です。　いかがお過ごしですか。　羽鳥頼和です。　

　家の近所の公園にホタルがいます。　初夏に家族で一緒にホタルを見にいきます。　ホタルの光は幻想的です。　そして不思議です。　ホタルはどうして光ることができるのでしょう。　光っているホタルを触っても熱くないのが不思議です。

　普通光るものはそれと共に熱を帯びるものです。　電球は電気のすべてを光に変えることはできません。　フィラメントを使った白熱電球は電気の大部分が光以外の熱などに変わってしまいます。　「螢の光」と書く蛍光灯でも電気の半分近くが熱になってしまうそうです。　しかしホタルの光はまったく熱くなりません。　ホタルの光はエネルギー効率が高く、理想的な光なのだそうです。　ホタルの発光のメカニズムは非常に複雑でまだまだ分らないことが多く、現在もまだ研究が進められているそうです。　

　このホタルを造られたのもホタルの発光のメカニズムを発明されたのも神様です。　そしてこのホタルの光を造られた神様は私たちの心を照らす光も造られました。　

　コリント人への手紙第二　4章6節に、
　「光が、やみの中から輝き出よ。」と言われた神は、私たちの心を照らし、キリストの御顔にある神の栄光を知る知識を輝かせてくださったのです。

　とあります。　ホタルの光という理想的な光を造られた神様は私たちの心にも光を照らし、救い主イエス・キリストのことを明らかにするのです。　神様が心を照らしてくださると、人はイエス・キリストがまことの神でありまことの人であること、キリストが私たちを救うために十字架にかかってくださったことを知ることができるのです。　そうすると暗い心は明るくなり、冷たく冷えた心が温かくなるのです。

　イエス様は「わたしは、世の光です。わたしに従う者は、決してやみの中を歩むことがなく、いのちの光を持つのです。」(ヨハネの福音書 8章12節)と言われました。　私たちにとってイエス・キリストこそ理想の光です。　この理想の光であるイエス様を信じるとき、その人は暗闇の中から光の中に移されて、いのちの光を持つことができるのです。

　このイエス様にぜひ出会ってください。

　　( PBA制作「世の光」2010.8.11放送でのお話より )

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