♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■罪人の私をあわれんでください

2010年08月20日 | Weblog
2010/8/20放送

 世の光の時間です。 お変わりありませんか? 岩井基雄です。 今日も御一緒に旧訳聖書の詩篇を味わいたいと思います。 今日の詩篇は41篇の4節です。

 私は言った。「主よ、あわれんでください。私のたましいをいやしてください。私はあなたに罪を犯したからです。」

 私たちは時に、神様がいらっしゃるならどうしてこのような悲しみや苦しみがあるのか、どうして早く助けてくれないのか、と叫びたくなりますね。 この詩篇はイスラエルの王ダビデがそのような中で歌った祈りです。

 彼は聖書が語る創造主なる神を信じていました。 神様がすべてを創造し、愛と慈しみをもって自分をも他の人をも創造してくださったことを信じていました。 しかしそのことを信じながら彼は他の人を傷つけ、自分の欲望に振り回され、王という立場を利用してしまったのです。 彼の内側にはそのような自己中心の心がありました。 たとえ王様でもそれは本当の主権者である神様の前に赦されないことでした。

 この地上においては、どんな人の心の中にもこのダビデと同じような罪があります。 自分のために他の人を利用し傷つけてしまう自己中心の罪です。

 しかし神を信じるダビデは他の人を傷つけたことを認めると共に、神に対して大きな罪があることを認めたのです。 彼の祈りは苦しみから助けて欲しいというのではなく、苦しみの原因となる自分の罪を赦し、自分の魂を癒し、清めて欲しい、との祈りでした。 そして神様はその祈りを本当に喜ばれたのです。 

 新約聖書のヨハネ第一の手紙1章9節にこんなことばがあります。 
 「もし、私たちが自分の罪を言い表わすなら、神は真実で正しい方ですから、その罪を赦し、すべての悪から私たちをきよめてくださいます。

 神様は、あなたが自分の心の内側にある問題に罪に目を留め、それを赦して欲しい、本当の解決と平安、魂の癒しを与えて欲しい、と祈ることを待っていてくださるのです。 あなたも心から神様に向かって祈りませんか?  「神様、私は罪人です。どうぞこの罪人の私を赦してください。あわれんでください。」と。

   (PBA制作「世の光」2010.8.20放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書
通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しく
はPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。
日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。
予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。
問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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