世の光の時間です。 御機嫌いかがですか。 板倉邦雄です。 今日は「第四の人---信仰の戦い その3」をお話ししましょう。 旧約聖書のダニエル書の続きです。
さて、ダニエルの三人の仲間、シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴはバビロンの王様の怒りを買ってしまいました。 そして三人は衣服を着たまま縛られ、燃える火の炉に投げ込まれました。 王様が激怒のあまり、炉を熱くするように命じたので、炉を燃していました兵士たちが(三人を)炉に投げ込んだ時、噴き上げる炎が兵士たちを焼き殺したほどです。 シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴは縛られたまま、ごうごうと音を立てて燃える炎の中に落ち込んでいきました。
突然、じっと見つめていた王様が驚いて立ち上がり、側近の者たちに叫びました。 「炉に投げ込んだのは三人ではなかったか?」 「左様でございます。陛下。」 「だがよく見ろ。 四人いるではないか! 縄を解かれて火の中を歩いているぞ。 第四の人はまるで神様のようだ。」
それから王様は燃える炉の縁に出来るだけ近付き、こう叫びました。 「シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴ。 いと高き神のしもべたちよ。 出て来なさい。 すぐに出て来なさい。」
すると三人は出て来たではありませんか。 (金の像の落成式典の)来客は駆け寄って三人を調べました。 驚いたことに焼かれた痕は少しもありません。 頭の毛も焦げず、上着も焼けず、煙りの臭いさえしませんでした。 王様は思わず感嘆の声を挙げました。 「シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴの神様は何と素晴しいお方だ。 王の命令を拒み、自分たちの神様以外の偶像の神々を拝むぐらいなら死も厭(いと)わないほど信仰に徹したしもべたちに御使いを送って救い出してくださるとは!」
ところで、この燃える炉の中で三人と一緒にいた第四の人とは誰でしょう。 私たちの救い主イエス・キリストではなかったでしょうか。
この救い主イエス・キリストは天地が造られる前からおられ、神を信じる者と共におられ、この世の終わりまで神を恐れ敬う者たちを、共にいて救ってくださるのです。 生まれる前から、そして今も、やがて死ぬ時も、私たちと共に苦しみや痛みを共有してくださる方なのです。 生きる時も死ぬ時も唯一の慰め主なのです。 あなたはこの第四の人と共に人生の戦いを戦い抜いてください。
キリストのことばです。
「見よ、わたしは世の終りまで、いつも (--すべての日々に--) あなたがたと共にいるのである」。
マタイ福音書の 28章20節 (口語訳聖書)
( PBA制作「世の光」2009.6.24放送でのお話より )
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