世の光の時間です。 お元気でしょうか? 村上宣道です。
えー、昨日の日曜日は父の日でしたねえ。 母の日に比べるとだいぶん影が薄いかなあ、っていうふうな感じがしますが、母の日にはきちんとした謂(いわ)れがありますけど、父の日はどうなんでしょうかねえ。
まあそれにしてもですね、それぞれお父さんに感謝の気持ちを表したり、また表してもらったりした人もいらっしゃることだと思いますが、私も娘から「お父さん最高!」とか言ってですねカードが送られてきたりすると悪い気持ちはしないのですけれども。
私も自分の父のことをこう思い起こしておりました。 父はこの地上に何一つ財産といったようなものを遺したりはしなかったんですねえ。 なまじ財産を遺してその後は子どもたちで何だかんだって難しいことがあったりする訳ですけれども。 えー、父の書いた本にでね、『子らに遺(のこ)す』という本があるんです。 『子らに遺す』 で、何を遺したっていうと、それはやっぱり信仰を子どもたちに遺してくれたということなんですねえ。
私の妹三人おりますけど、結局父の子どもたち四人はみんなクリスチャンになり、そして神学校を出て神様の御用をさせていただいている、というような意味でですね、父が何を遺してくれたかというと、これは最高のものだということを私たちに聖書を通して信仰を通して遺してくれた。 それがかけがいのないものだったなあ、というふうに思わされている訳ですね。
父は非常にこう貧乏だって言いましょうか、そういう中で育ってですねえ、自分が教えてたその人が中学に入れたけれども自分は貧乏のために入ることができないというふうなこともあったり身体が弱かったりですね、鉛筆なんか削ってちょっと試し書きなんかする時には決まって「人生は悲哀なり」ってこう書いたそうなんですね。 けれども父はそういう中でイエス・キリストを通してですね、本当に人生の中に真の喜びを見い出して、彼が亡くなる直前にはですね、「私の葬式にはあの結婚式の『妹背を契る』ってあの歌を歌ってくれないかなあ」って言ったくらいなんですよ。 もう葬送行進曲なんてしめっぽいんじゃなくって、できればあのジャンジャッカジャーンっていうあのウェディングマーチをやってもらいたい、って言ったくらいにですね、自分は凱旋するんだという、死ではなく凱旋だ、というそういうふうにまで変えられていった。 そうした信仰の素晴しさを私たちに遺してくれた。
私たちはこの地上に何を遺すことができるか。 イエス・キリストというお方を示すこと。 これが最高ではないでしょうか。
( PBA制作「世の光」2009.6.22放送でのお話しより)
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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