♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■あなたはわたしを愛しますか

2009年06月18日 | Weblog
世の光の時間です。 いかがお過ごしでしょうか。 福井 誠です。

 今日のバイブル・ルッセージは「あなたはわたしを愛しますか」です。 聖書のヨハネの福音書21章17節から読んでみましょう。
 イエスは三度ペテロに言われた。「ヨハネの子シモン。あなたはわたしを愛しますか。」

 イエスは復活された後、ペテロまたはシモンと呼ばれた弟子に御自身を現わされました。 このペテロ、実は最もイエスにかわいがられていながら、イエスが逮捕され、裁判のために連れていかれた際にイエスを見捨てて逃げ出してしまった人です。 ペテロはあとで大泣きして悔い改めています。自分の不誠実さ、弱さを思い知らされる、とても悲しい出来事であったのでしょうねえ。 しかし誰もペテロを笑うことはできないと思います。 イエスはたくさんの兵士に取り囲まれ、引っ立てられて行き、十字架刑にかけられようとしていたのですから、そんな所に巻き込まれたら大変だ、と誰もが思うことでしょう。 誰でも自分がかわいいものです。 逃げ出したペテロの醜態はよく理解されることですねえ。 

 そんなペテロに復活後イエスは現れ、率直に質問されるのです。「ヨハネの子シモン。あなたはわたしを愛しますか。」 どんな気持ちでペテロはこのことばを聞いたことでしょうか。 それは、かつての古傷を一瞬探られるような質問にも聞こえます。 しかしそうではありません。 「わたしはいつでもあなたをもう一度愛する用意がある。 いや、愛している。 しかしペテロ、あなたはどうなのか。 」という優しいおことばです。 イエス様の方からペテロの目線に降りてこられ、ペテロの過ちを赦し、悔い改めの心を受け入れ、やり直しを求められたのです。

 イエス様のその姿はまさに人を変わらず愛してくださる神様の御性質を示しています。 人の愛は移ろいやすいものでしょう。 しかし神様の愛は決して変わることはありません。 たとえ神に背を向けたとしても、神様が私たちを見捨てられることはありません。 そして神様は私たちに絶えず語りかけておられます。 「あなたはわたしを愛しますか」 変わらぬ愛をもってあなたと共に歩もうとされている神様に導かれて人生を歩んでみませんか?

  (PBA制作「世の光」2009.6.18放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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