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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■神のわざが現れるために

2009年05月12日 | Weblog

世の光の時間です。 お元気でお過ごしでしょうか。 関根弘興です。 今日も一日、さわやかに過ごしていきたいですね。 

 ヨハネの福音書の9章に、生まれつきの目の不自由な人のことが出てきます。 彼は物乞いをしながら生活していました。 家族から突き放され、何でこんな苦しみに遭わければいけないのか、そんな思いを持っていました。 そんな男にイエス・キリストは、「この人が盲目に生まれついたのは過去の罪のせいではなく、神のわざがこの人に現れるためです」とお答えになったんですねえ。 人間にとって不幸と見えるそのことすらもイエス・キリストは神の栄光を現わすものとされるのだと語られたんです。

 私のおじは、ちょうど十年ほど前に亡くなりました。 おじは幼少の頃、水頭症という、まあ頭に水が溜まって頭が大きくなってしまう、そんな病気を患いました。 十分な治療を受けることができませんでした。 知能的にはやや劣っているおじであり、また医者からは、長く生きられないだろう、と言われたおじでした。 でも六十三歳の生涯を閉じたんですね。 

 二十歳の頃、私の父の影響で教会に行くようになりました。 そしてイエス・キリストを信じ、クリスチャンになりました。 その後、教会に行くことそして大きな声で讃美歌を歌うことが人生の大きな楽しみとなりました。 おぼつかない足で毎週、そうですねえ一時間ぐらいかけて教会にまで通っていました。 恐らく幼少の時は、いじめられ、無視され、馬鹿にされたこともあったでしょう。 しかしおじはイエス様との出会いによって大きな慰めと安心を得ていました。 おじには能力的には優れた所はこれといってありませんでした。 でも笑顔がありました。 金銭的にも決して恵まれていませんでした。 でも笑顔がありました。 話すことも歌うことも得意ではありませんでした。 でも素敵な笑顔がありました。 教会に行っても、そこにいるということ以外はあまり役に立たなかったかもしれません。 でもそこに笑顔がありました。 人を騙すことや嘘をつくことはしませんでした。 人を恨むこともしませんでした。 恥ずかしがり屋で照れ屋でもありました。 いつもいつもそこに笑顔があったんです。 

 神のわざが現わされるために、とイエス・キリストは言われましたが、おじの生涯を振り返る時、まさにイエス・キリストの約束は、あの目の不自由な人の生涯だけでなく、おじの生涯においても神のわざを現わしてださったと確信するんです。 不幸と思われる現実の中にも神のみわざが現われる。 今この瞬間も起こることなんですねえ。 あなたの生涯に神のみわざは現わされていくのです。 勇気を持ってください。

 (PBA制作「世の光」2009.5.12放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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