世の光の時間です。 お変わりありませんか? 岩井基雄です。
私たちは敵に囲まれるような経験は、そうないかもしれませんねえ。 でも心理的に敵に囲まれるような思い、困難や痛みばかりが自分を取り囲んでいるように感じることがあるかもしれません。
旧約聖書の中にエリシャという預言者が登場します。 彼は神様から与えられた知恵によってイスラエルの敵であったアラムの王が考えていることを先に知り、それにすぐ対応しました。 それでアラムの王はエリシャを殺すために馬と戦車と大群とを送り、彼の住むドタンという町を包囲させたのです。 エリシャのしもべが朝早く起きて外に出ると、何と、馬と戦車の軍隊がその町を包囲していたのです。 しもべは本当に恐れます。 しかし神の預言者エリシャは「恐れるな。私たちとともにいる者は、彼らとともにいる者よりも多いのだから。」(列王記第二 6章16節)と語り、神様に祈りました、「どうぞ、彼の目を開いて、見えるようにしてください。」(列王記第二 6章17節) エリシャが祈り終えると、神様がそのしもべの目を開かれたので、しもべは神の軍勢である火の馬と戦車が敵をも取り巻いて満ちているのが見えたのです。 そして彼らは神様の力強い御手によって守られたのです。
あなたも様々な問題や痛みを抱えて立ちすくんでしまうようなことがあるかもしれません。 目に見える所の問題の大きさに自分の限界や現実を抱えて悩みを深めているかもしれません。 しかしあなたを取り囲む苦難や悲しみ、失望や恐れ、それがどんなにか大きく強かったとしても、そのすべてを取り巻いて神様の大いなる恵みと愛があるのです。 しかもあなたと共にいてくださる神様の方が、あなたを苦しめる問題や敵よりも圧倒的に大きいのです。
旧約聖書の他の箇所で、主である神様はあなたにこう語っていらっしゃいます。
「主ご自身があなたの先に進まれる。主があなたとともにおられる。主はあなたを見放さず、あなたを見捨てない。恐れてはならない。おののいてはならない。」 申命記 31章8節
どんな中にもあなたは恐れる必要がないのです。 大いなる神様があなたと共にいてくださるからです。
(PBA制作「世の光」2009.5.22放送でのお話しより)
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