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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■神がおられる家に住む

2006年12月29日 | Weblog

 世の光の時間です。お元気ですか? 安海靖郎(あつみ・やすお)です。

 今、心の病が増えていますが、いろいろな良い施設も出来ているんですね。精神的障害を持っている方々の生活支援施設・べてるの家(社会福祉法人「浦河べてるの家」)の活動を見て大変感動し、いろいろなことを考えさせられました。北海道の南の端に近い浦河という町にある向谷地さんを中心に20数年前に始まった施設です。

 ま、最初、浦河キリスト教会の古い小さな教会堂で精神障害回復者倶楽部としてスタートしました。多くの困難を乗り越えて今驚くような成果を挙げておられます。統合失調症のような難しい病で閉じこもりやすい人たちが自分の症状や悩みを打ち明け合って明るく話し合いながら、共に共同治療をしています。これは画期的なことだそうです。そして克服した方々が同じ症状で苦しみ閉じこもりがちな方たちの援助活動もしているんですねえ。しかも他人や社会から誤解や差別されやすいそんな人たちが外に働きかけて地域の人たちと良い関係を打ち立て、また地域の発展に貢献しているって言うんです。ま、多くの人が全国から、海外からも視察に来る、また移り住んでグループ治療・共同治療に加わる方々も増えている。ま、そんなことで過疎の町に人口増加にもなっているって言うんですね。

 この施設の名前「べてるの家」、ベテルとは「神の家」という意味なんです。この施設にふさわしい名前だと思いました。神が共におられる、そんな所には、閉じこもってしまいやすいような、そんな困難な中にある人たちも共に住んで、そんな素晴らしい交わりや治療やその影響が外にまで及んでいってしまう、多くの人々を呼び寄せる力を持ってるって言うんです。

 私たちはみんな健康に見える人でも心の病は紙一重だと言われます。誰もが心の寂しさや孤独・ストレス・不安を感じます。時には閉じこもりたくなることもあります。でも心の中にベテル・神の家、神がおられる場所、そんな信仰を持っている時に、私たち自身の中にまた周りの人との関係の中に明るい活き活きとした希望を持って生きることができる、そんな生き方が神の家の中にあるっていうことです。
  (PBA制作「世の光」2006.12.29放送でのお話しより )


 「見よ。わたしはあなたとともにあり、あなたがどこへ行っても、あなたを守り、あなたをこの地に連れ戻そう。わたしは、あなたに約束したことを成し遂げるまで、決してあなたを捨てない。」
  ヤコブは眠りからさめて、「まことに主がこの所におられるのに、私はそれを知らなかった。」と言った。 彼は恐れおののいて、また言った。「この場所は、なんとおそれおおいことだろう。こここそ神の家にほかならない。ここは天の門だ。」
 翌朝早く、ヤコブは自分が枕にした石を取り、それを石の柱として立て、その上に油をそそいだ。そして、その場所の名をベテルと呼んだ。しかし、その町の名は、以前はルズであった。 それからヤコブは誓願を立てて言った。神が私とともにおられ、私が行くこの旅路を守り、食べるパンと着る着物を賜り、無事に父の家に帰らせてくださり、こうして主が私の神となられるなら、 石の柱として立てたこの石は神の家となり、すべてあなたが私に賜る物の十分の一を必ずささげます。」

     旧約聖書 創世記28章15~22節
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


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この文字版「世の光」ブログは URL名として http://yonohikari.biblical.jp 
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