世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか。関根弘興(せきねひろおき)です。今日もさわやかに一日を過ごしていきたいですね。
私たちはそれぞれに住所を持っていますねえ。あなたはどこにお住まいですか? 私は神奈川県に住んでいますが、「神奈川県 関根弘興」とだけ書いても私の所には決して届きません。えー、ちゃあんと市や町や何丁目何番地まで書かなければその場所が分りませんよね。実は聖書もそれと似ているんです。
旧約聖書の最初の書物である創世記、この創世記だけを読んでも救い主の姿は漠然としていて、これだけではさっぱり分りません。確かに救い主が来られるということは分るのですが、いつ・どこで・どのようにして来られるのかは分からないんですねえ。読んでいきますと、アブラハムという人の子孫から救い主が生まれることが分かってくるんです。アブラハムにはイサクが生まれ、イサクにはヤコブが生まれます。ヤコブには12人の子どもがおり、その中のユダという人の子孫から救い主が来られることが分かってくるんです。まあ、だんだん、だんだん具体的になっていく訳ですね。
そしてそのユダの子孫でダビデという人が登場します。このダビデは羊飼いでしたが、後にイスラエルの国の王様になった人物です。そのダビデの子孫から救い主が生まれることが更に読んでいくと分かって来るんです。
ミカという人は、救い主はベツレヘム(の町)で生まれるということを記しました。
またゼカリヤという人は、救い主は銀三十枚で裏切られてしまうということまで記しているんですね。
そして救い主は大きな大きな苦しみに遇うことも記されているんです。
救い主に関しては詳細な家系、誕生の場所と時間、方法、人々の反応と裏切り、死の方法など。聖書は漠然とした記述から、少しづつ少しづつ具体的な住所を紹介するかのように救い主のことを紹介していくんです。
私の住所を調べて辿っていけば私の住まいに辿り着きますよね。同じように聖書を誰もが素直に読み、その書かれた内容に沿って辿っていくならば、必ず救い主なる方のもとに導かれていくんです。その救い主とは一体誰のことでしょう。この方こそイエス・キリストなんですねえ。
ヨハネの福音書の20章31節のことば。
「これらのことが書かれたのは、イエスが神の子キリストであることを、あなたがたが信じるため、また、あなたがたが信じて、イエスの御名によっていのちを得るためである。」 と記されているんです。
聖書を通してこの救い主に出会っていただきたいと心から願っています。
( PBA制作「世の光」2006.12.05放送でのお話しより )
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