世の光の時間です。お元気ですか? 安海靖郎(あつみ・やすお)です。
今日は、「どうしたら心爽やかに輝いて生きることができるか」っていうことについてお話しします。
輝いて生きるなんて言うと、何かすごくやりがいのある仕事に熱中しているとかスポーツとか音楽なんかでいい結果を出している、というようなイメージを持ちますね。でも決してそういう特別な人・状況ではなく、聖書では毎日の生活、身近なことの中で輝いていくってことについてこんな風に言っているんです。旧約聖書のイザヤ書58章の9節、10節です。
「あなたの中から、くびきを除き、うしろ指をさすことや、つまらないおしゃべりを除き、飢えた者に心を配り、悩む者の願いを満足させるなら、あなたの光は、やみの中に輝き上り、あなたの暗やみは、真昼のようになる。」
輝くのを妨げているものがあるって言います。そしてそれを取り除くことが必要だって言うんです。
まず、くびきを除くって言うんですが、ま、くびきというのは二頭の牛を繋ぐ道具です。ですから私たちの身近な人を、くびきで繋ぐように、ま、束縛すると、そういう事です。ま、言われてみると、身近な人を、相手の嫌がることを言ったりやったり苦しめる、そういう事をしていると、何よりも自分の心・生活が暗くなり空しくなるっていうんです。
そして次に、人の悪口、つまらないおしゃべり、そういうことをしていると、自分自身の心が暗くなっちゃうよって言うんですね。そういうものをまずやめる。そして今度は逆に飢えた人、悩んでいる人に心を配っていく、少しでもお助けをする。ま、そういうことが人の心を明るくする、輝かすって言うんです。
確かにそうですねえ。電車の中で必要な人に席を譲って喜ばれた! 小さな事ですけど気持ちいいですよね。そんな小さなことでも心を明るくするのです。私たちの身の周りに飢えた人とか、そんなにひどい困っている人っていないかもしれません。でも世界中にたくさんの人がいます。そんな方にも心を配っていく。また、身近に私を必要としている人に役に立つ、そんなことが実は相手のためにだけでなく自分の心を輝かしていくと言うんです。
キリストは言いました。「あなたがたは世の光です。良い行いで周りを輝かせなさい。」(マタイの福音書5章15節、16節参照) そうすることが自分も輝くことだというのです。
(PBA制作「世の光」2006.12.08放送でのお話しより )
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。クリスマスも近いから日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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