百聞百見

ふじもと百男の政治活動日記

北播磨の農業普及事業推進懇談会

2015年08月28日 04時59分32秒 | 日記
    

 27日(木)、昨夜も天然クーラーがよく効いてぐっすり眠れた。朝、一仕事してから歩く。今朝は田圃まで足をのばし稲の生育状況を確かめた。穂が出ている。佐保神社、大師殿を回り家まで歩いた。棒振り、ラジオ体操をしても涼しさで心地がよい。もう秋の気配が感じられる。

 今日は兵庫県加西農業改良普及センターで北播磨地域普及事業推進懇談会が行われた。北播磨選出の県会議員と普及センターとの情報、意見交換会、現場視察などが主な内容だ。まず、石田加東農林振興事務所長から挨拶ならびに管内における農業の状況と施策について説明があり、続いて井上センター所長から27年度のセンターの普及活動について説明がなされた。担い手育成、山田錦の生産振興、北播磨ぶどう王国の復権などの取り組みについて成果と課題が示された。次に昨年まで全体で意見交換を行っていたが、今年は各地区(市町)每に説明と意見交換が行われた。加東市では山田錦生産、果樹生産についてより詳しい説明があり、山田錦の主産地としての加東を如何に盛り立てていくかについて意見交換を行った。
 昼食は三木市吉川の山田錦の館の企業組合彩雲さんの地元食材を使った弁当と山田錦の味噌汁みそポン。ボリュームも味も満点だった。また、北播磨ぶどう王国復権の目玉となる「プラチナぶどう」も試食できた。超大粒の高級ぶどうで試験販売を行う予定。値段はまだ決まっていないと聞いた。見た目も味もまさにプラチナ級の立派なぶどうだった。もう一つ、地区別の意見交換では、多可町加美区の箸荷牧場の生乳からつくったwaccaさんのジェラートもいただいた。これも美味だった。
 午後、加西市鶉野町に建設されている次世代施設園芸モデル団地を視察した。国のプロジェクトで兵庫県が建設を進めている巨大園芸施設で、約4ヘクタール規模のハウスは外観も内部も想像を遙かに超えた巨大な工場のようだった。すでに半分はトマトの苗の植えつけが終わろうとしており、本格的に動き出すとこの施設から年間を通じて大量のトマトが阪神間のスーパーなどに供給されることになる。県農政環境部の担当官は、このモデル施設を通して、施設園芸に就く農業者が出てくること、地元雇用が増えることなどがねらいでもあると言っていた。
 次に加西市網引町の板井農園を訪問し、新規就農者でハクサイなどの栽培などで経営を行っている若き農業者の板井さんから話しを聞かせてもらった。タキイ専門学校を卒業し20歳で新規就農。それから6年。一人で農業経営に取り組んできた。一番苦労したことは農地の確保だったという。農業すなわち農を生業とする、という信念にもとづき、売り上げ目標を立て、その達成に向けて情熱を燃やす姿に感銘を受けた。

 事務所で仕事。夜は通夜に参列した。

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