百聞百見

ふじもと百男の政治活動日記

戦没者追悼 精霊送り 盆踊り

2015年08月16日 05時59分27秒 | 日記


 8月15日(土)、朝歩く。忠魂碑、佐保神社、大師殿のコース。今日は終戦記念日でもあり、特別な思いで忠魂碑の前で祈りを捧げた。

 新聞各紙、テレビの報道番組などで昨夕発表された終戦70年の首相談話についての評価が報じられている。あらためて全文を読んでみたが、よく吟味された内容の談話だと思った。戦没者への追悼がまず第一にあり、日本の歩んできた近代の歴史を振り返りがあり、世界の動きのなかで、植民地支配や侵略、戦争といった事実に対する反省が述べられていた。これまでの談話が日本だけの視点で述べられていたことを考えると、19世紀から20世紀にかけての世界の動きを踏まえたものになっている、これが普通の認識だと思った。謝罪を次の世代にまで続けさせることをさせず、戦後の日本が各国と築いてきた平和と繁栄の関係をさらに発展させ、平和な世界実現に向けて未来志向で歩んでいきたい、という趣旨がよく伝わってきた。これまでの談話にはなかった前向きな意欲が感じられた。安保法制論議、歴史認識問題などで厳しい立場に立たされている安倍首相だが、世界の中で、日本の立場と今後の進路を国民が納得できる内容を示したものとして高く評価したい。

 静かな事務所で資料整理などをして午前が過ぎた。正午にテレビを通じて全国戦没者追悼式に合わせて黙祷を捧げた。式場には兵庫県関係者の姿があった。午後遅く、家族でご先祖にお経を唱え、夕方、社地区の精霊送りの地、中三昧(なかざんまい)に送りに行った。地区役員さんらがお世話をして下さっている。

 夜、市内上滝野、北野地区の盆踊り会場へ。世代を超えて一つの輪をつくって盆踊り。これが先祖供養になり、地区住民の交流、親睦を深めることになる。懐かしい人々との出会いの場ともなる。出会った教え子達も立派なお母さん、お父さんになっていた。「先生、あの頃と変わってないなあ!」と言われてまだ若く見えるのかと錯覚してはならない。あの当時も教え子から見れば、もう立派なおじさんだったのだ、ということだから。

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