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福島第一原発の汚染水漏れ

2013-08-23 12:52:57 | 原発

中浦和“ふうるふうる”のたらです。
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 東京電力のあまりの対処のひどさに何も言いたくないほど気力がなくなっていたんだけど、何も言わなかったら原発賛成派と同じだよねと気を取り直したよ。

 今日8月23日の東京新聞朝刊「こちら特報部」の紙面、『福島第一「汚染水300トン」の衝撃 「事故収束はウソ」「緊急事態宣言を」』から抜粋します。

 福島第一原発のタンクから放射性物質の汚染水300トンが漏れ出た。原因は究明できていない。タンク内には25メートルプール800杯前後、33万4千トンの汚染水がたまる。放射能の総計は2京7000兆ベクレルという天文学的な数値で、さらに漏れ出ないか心配だ。汚染水対策は危機的状況に追い込まれている。 

 現状では完全な浄化装置がないため、汚染水をためておくしかない。地下水が建屋内に流れ込み、放射性物質に触れて日々、400トンの汚染水が新たに生まれている。

 今回、汚染水が漏れたタンク鋼材をボルトでつなぎ合わせた「フランジ型」だ。約1週間で製造できるが、耐用年数は5年と短い。
 汚染水漏れのチェックは1日2回、タンク群の周りを黙視するだけだった。
 大問題は急造でタンクに計測メーターがないこと。外からでは別のタンクも漏水を起こし、空になっていても分からない。つまり、漏水がどれほどの規模なのか、現状では把握できないという。
 汚染水が漏れた場合に食い止めるタンク群の周囲の堰も、「豪雨や台風がくるから」と排水弁を開け放していた。

 フランジ型タンクからの漏水は5回目だが、今回は海洋汚染の恐れもある。

 今回の事故は、人体に与える影響度も高い。漏れた汚染水の水たまりの空間放射線量は「毎時100ミリシーベルト」だった。 100ミリシーベルトは、原子力規制委員会が原子力災害で住民の即時避難を求める毎時0.5ミリシーベルトの200倍の数値である。
 汚染水の水たまり付近に丸二日間いると被ばく量は4800ミリシーベルト。これだけ浴びれば50%の確立で命を落とす。作業員の安全が懸念される。

 今回の事故は極めて深刻だ。「子どもたちを放射能から守る全国ネットワーク」の近藤波美事務局長は「福島第一原発事故の収束宣言はまやかしにすぎない。収束宣言は再稼働のためのもので、即時撤回すべきだ。今はむしろ緊急事態宣言を出すべきだ」と力を込めた。

 別の紙面で「排水溝を通れば外洋へ」という記事に写真が掲載されている。



 これを見て、汚染水が簡単に海に出てしまうこと、まわりの林などを切り開いてタンク用地にしていかざるをえないのだろうが、そんなことしててもきりがないということがよくわかった。
 「多核種除去設備」(ALPS)という、約60種類の放射性物質を取り除ける装置があるらしいけど、試運転の段階で水漏れして稼働の見通しが立ってないんだって。


 これでもまだ原発を再稼働させるのか。
 これでもまだ外国に原発を売り込むのか。
  それなら、首相官邸、国会議事堂、原発推進派の政党本部、推進派議員の家、来日した要人との会談場所、迎賓館などを福島第一原発の隣に移したほうが説得力が出るんじゃないかい。ぜひそうしておくれよ。

 今年のこのクソ暑い夏、稼働中の原発は関西電力の大飯3号・4号だけなのに、そして節電節電の声が聞こえなかったけど、電力供給はまにあってるじゃないの。どーゆーことよ。
 原発いらないのよ。原発再稼働反対。


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