ふうるふうる・たらのあんなことこんなこと

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週刊朝日原発ルポで その4

2011-09-22 14:03:37 | 原発

中浦和“ふうるふうる”のたらです。
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 現在発売中の9月30日号の原発ルポ第3弾からご紹介します。(青字は原文です)
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 前号発売後の9月12日月曜日午後、東電本社勤務のある幹部から記者に電話があった。
「もう、おたくの報道で、官邸筋から叱られて、大変なことになっています」
「テロのような『万が一のこと』があると、政府にも責任が及ぶ。そこまで甘いセキュリティーの現状について東電側はなぜ報告しないのかというクレームが官邸筋からあった」
 さらに、官邸筋のクレームはこう続いたという。
「週刊朝日に書かれてまずい話は、もうこれ以上ないのか。大丈夫か」

 その電話と同じ日、東電は、衆院の特別委員会に、過酷事故に対処する手順書の一部を開示したが、50行のうち48行が黒塗りされ、読めた単語は「消化系」「不活性ガス」だけだったという。

 東電はこれまで再三に渡って、「今回の事故の原因は想定以上に大きかった津波だ」と主張してきた。だが、現場の見方は、本社の発表とは違う。 当時の作業員は、地震で揺れた時点で、建屋も相当ダメージを受けたと証言しているし、X氏も、事故原因は津波と言い切るには無理があるという。

 なぜ、ここまで東電は津波を事故原因にしたがるのか。X氏は、
「補償に影響があるからです。補償額を抑えるには、事故原因は想定外の津波にしたい。だから、その方向に沿って写真や動画を公開し、発表を繰り返しているのです」
「フクイチの耐震性に問題があったとなれば、他の原発の耐震強度も見直す必要が出てきます。自社の他の原発はもちろん、ほかの電力会社への影響も考えると、原因は想定外の津波でないといけないわけです」

 いま政府と東電が考えるべきことは、被災者にどう補償するのか、汚染をどうくいとめるか、だろう。そのために、政府と東電は情報を公開し、納得できる事故原因を説明すべきだ。そのうえで、他の原発の再稼働問題を議論しても遅くはない。
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 この東電が、来年度から電気料金値上げと言っているのよね。停止している原発のかわりに稼働する火力発電所の燃料費が増えるからというのが理由だけど、そもそも電気料金の計算方法がおかしいという声があがっている。
 なんかねえ、「盗人に追銭(ぬすっとにおいせん)」って、こういうときに使う言葉じゃないかなと思った。


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2 コメント

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よませてもらっています (さめ)
2011-09-22 16:11:28
転載ありがとうございます。
読ませてもらっています。
考えさせられます。
返信する
ありがとうございます (たら)
2011-09-23 11:34:28
さめ様、コメントをありがとうございます。

野田首相になり、原発対策は後ろ向きになっちゃいました。
愚民は適当にごまかしとこうってことかい、喧嘩売っとんのかいワリャー と思ってます。
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