王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

16歳塗装工 瀬戸大橋から転落

2008-04-02 07:48:57 | 社会
高さ70メートル、瀬戸大橋から転落 作業中の16歳(朝日新聞) - goo ニュース

報道によれば昨日1日朝9時前瀬戸大橋の塗装工事の現場で16歳の塗装工(の少年)が70メートルの高さから海面に転落し行方不明になったそうです。

16歳と言えば誕生日によりますが今年中学を卒業したか?昨年中学を卒業して社会人二年生に入ったばかりという年頃です。

さて特殊塗装の会社を経営していた友人がいて聞いていた事を思い出しました。
特殊塗装とは今回の様な海上を渡る長大な橋梁、新幹線の橋梁、電力・ガス・原子力会社の巨大煙突や排気塔、送電塔の塗装などなどを手がけるそうです。
この作業を安全かつ効率よく執り行うには「足場の組み立てが8割以上で残りが塗装」という位、特殊技術が必要でそのため技術のある職人を常庸しかつ仕事を取り続けるのが経営の要であると聞いておりました。

伝統技術の継承には若い人の参入が無いと果たされません。この若者は将来の卵だったのでしょうか? 単に下請けか孫請けの経験不足の若者に過ぎなかったのでしょうかね? その点について報道では情報がありません。

「誰でも良かった殺人の被害者」には心痛みますが、この様な若年労働者の労働災害にもとても心が動揺します。
何とか消息が判ると良いですね。


朝日新聞:
 1日午前8時50分ごろ、香川県坂出市の瀬戸大橋のうち北備讃瀬戸大橋の中央部付近で、橋の塗装作業を始めようとしていた徳島県鳴門市撫養(むや)町南浜の塗装会社「シンコウ」従業員坂野健治さん(16)=同市大津町大代=が約70メートル下の海に転落した。管理用通路からゴンドラ式の作業車に乗り移ろうとした際、落ちたらしい。坂出海上保安署の巡視艇などが行方を捜している。

 香川県警によると、坂野さんはほかの作業員2人と、橋げたをつり下げているハンガーロープの塗装作業をしようとしていたという。本四高速によると、10日に開通20年を迎える瀬戸大橋では、06年から大規模な塗り替え作業が行われている。この作業で転落事故は初めてという。(引用終わり)

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