王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

AIJ投資顧問 年金資産2000億円消失?!

2012-02-25 07:38:20 | 社会
年金資産2千億消失、数年前から虚偽の事業報告(読売新聞) - goo ニュース

この話数日前から聞いていました。
最初は「うえちゃんの朝ラジ」でした。
問題のAIJ投資顧問という会社ですけど顧客から預かった」年金資産の大半20000億円を消失させたそうです。
浜爺はこの会社の名前をAIGと聞き取りました。近頃耳がとみに聞こえにくくなっている証です。JとGですから既に知っている音に近い方に引っ張られるのですよ。

AIGと言えば世界的保険会社だったよな? その関連会社だろうけどそれにしては被害額が少ない?!とも思いました。
その後のTVニュースや昨日24日の日系の朝刊で問題の会社はAIGでなくAIJだと判りました。
AIJのHPを覗くと1989年設立とあります。独立系の投資顧問(会社)です。日経には2002年に運用を始めたとありますので設立と対外的に顧客を集めて動き出したのかも知れません。

さて消失という言葉は何でしょうね?
一番考えられるのは「日本の株安」或いは「ギリシャ・イタリアなどEU加盟国の国債で大損」等で大損扱いて(俗な言葉で)資金が溶けてしまった。
もう一つは投資顧問を看板にした詐欺。投資などしないでブラックマーケットに消えてしまった。ちょっとした詐欺でも1000億円位集めますからありえますよ!!

気の毒なのは顧客で地域の中小企業で作る厚生年金基金です。おそらく集めた年金の掛け金の全てでしょうね。一本はAIJ、他に2本は他の投資顧問なんて安全策は取っていないでしょう。

自見金融相は24日AIJに業務停止命令を出しました。AIJの法的責任追及もありそうな発言をしていました。
関係会社の従業員さんは心配の事と思います。
他にも杜撰な投資顧問があるようです。
ご用心!ご用心!


読売新聞:
投資顧問会社「AIJ投資顧問」(東京都中央区)が顧客企業などから預かった年金資産の大半約2000億円を消失させた問題で、同社幹部が証券取引等監視委員会の調べに、「数年前から、虚偽の運用実績を記載した事業報告書を関東財務局に提出していた」と証言していることがわかった。

 報告書の虚偽記載を禁じた金融商品取引法違反の疑いがある。監視委は、運用の失敗を隠すために虚偽書類を提出していたとみて詳しい経緯を調べている。〈報告書チェックなし8面〉

 監視委などによると、同社は1989年に設立され、その後、投資運用業者として関東財務局に登録したうえで、中小企業で作る年金基金などから委託された年金資産を運用していた。金融商品取引法は毎年、運用資産残高などを記載した事業報告書の提出を義務付けているが、同社は毎回、報告書を提出していたという。
(引用終わり)
コメント (2)
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