雨がちの 2024=令和 6年 8月も最終日を迎えた。今週初から我国近くを徘徊の超低速・台風第 10号の影響で 各地で雨量が大幅増。当地愛知を含め 土砂災害による犠牲複数も遺憾だ。まずは一言の弔意、そして被災各地へのお見舞いを。
その一方で、東海道・山陽新幹線を初め 交通への影響も大きい様だ。拙者も平常なら首都圏方面へ出かける予定があったのだが、特に昨日からの大雨で中止。お蔭で拙ブログ記事の更新がもう一度できたは良いが。
明けて 9月は、折からの大雨を含む 各種災害との向き合いや、防災の為の備えをもう一度振り返る「防災月間」。既に各種報道で挙げられている様に、必要な備え位はもう一度点検しておくかとも思う所。後は有事の避難場所確認とかも。
もう一つ、来月は 自民、立憲民主の両大政治勢力の党首選が控える。いずれも投票権は党関係者に限定されるも、規模などから国民的関心もそれなりだろう。
候補者は多くも人材難、それに政治資金問題などが解決・改善途上の与党自民。政権交代を図るも その力量が疑問視される野党立憲民主の双方共それぞれに大きな問題を抱えもするが、積極支持はせぬも ここは自民よりは関心の薄そうな立憲民主党代表選に少し触れようかとも思う所。以下 昨日の産経新聞ネット記事を引用して、みて参る事に。
「立民代表選、新旧トップら 3氏が軸『4人目』の出馬焦点 8/31で告示まで 1週間」
8/31で 告示まで 1週間となる立憲民主党代表選は、既に立候補の意向を表明済みの 枝野幸男・前党代表と 野田佳彦・元首相、推薦人確保を急ぐ 泉 健太・党代表の 3氏の争いが軸となる見通しだ。来週中盤に構図が固まるとみられ、3氏とは別の人物が名乗りを上げるかが焦点となる。
代表選は、泉氏の任期満了に伴って 9/7告示、9/23投開票の日程で行われる。8/26の立候補予定者説明会には、(前出) 3氏と 江田憲司・元代表代行、馬淵澄夫・元国土交通相、吉田晴美・衆院議員の計 6陣営と、予定者を告示しない 1陣営が参加した。
党内最大グループ「サンクチュアリ」(約 30人)は 8/30の総会で 枝野氏支援を決めた。「花斉会」(約 10人)は野田氏、「新政権研究会」(約 20人)は 泉氏をそれぞれ支える。野田氏に対しては中堅、若手の「直諌(ちょっかん)の会」(約 20人)内にも支援の動きがある。
立候補には 党所属国会議員(136 人)のうち 20人の推薦人が必要となる。立民のグループは 自民党派閥に比べると結束の度合いが緩やかで、複数を掛け持ちする議員も少なくない。一定規模のグループに支援される 泉氏ですら、推薦人集めで苦戦を強いられているのはこのためだ。泉氏に近い議員は 8/30「告示前に立候補表明はする」と語り、推薦人確保が最終段階にあることを示唆した。
枝野氏と野田氏、泉氏を除くと、推薦人が集まる可能性が最も高いのは江田氏とみられる。野田氏を担ぐことに反発する「直諌の会」の一部議員も江田氏支援に回る構えだ。
関係者によると、江田氏の推薦人になる見込みのある議員は 10人超えーに達しているという。江田氏を中心とするグループ「ブリッジの会」が 8/28に栃木県日光市で開いた研修会には、江田氏本人を含め 15人が参加した。江田氏は民主党に在籍した経験がなく、民主政権のイメージが強い 枝野氏や野田氏を敬遠する議員の受け皿に可能性もある。
馬淵氏は 大西健介・政務調査会長代理らから出馬要請を受けている。江田、馬淵両氏の協力関係を取り持とうとする動きもある。一方、唯一の女性で当選 1回の若手である吉田氏にとって、推薦人確保のハードルは高いようだ。関係者は「応援しているメンバーは、代表選のノウハウが乏しい若手が多い」と窮状を明かした。(引用ここまで)
与党自民にあって、今回総裁選の一最有力候補ともされる 石破 茂・元藤幹事長(元防衛相でもある)は、折々同党内の近い立場の幹部の信頼を裏切る形の所謂「背後撃ち」の挙に出る事もあるとされ、それが保守側の批判対象となる事もあるらしいが、似た事情は立憲民主の側にもある様だ。
推薦人問題にしても、複数の候補者推薦を掛け持ちする所属議員が少なくないとあっては、一体誰を信頼して良いやらという事に それはなるだろう。先般の与党自民所属議員多数が嵌った政治資金問題などで「政権交代の好機」などと声高に表明した第一野党・立憲民主だが、だからと言って政権交代即応の態勢を築いているかといえばそうでもないらしい。
立場こそ違え、与野党の側とも 相当の人材難に陥っているのは事実だろう。与党側の有力候補、石破元党幹事長や小泉元環境相も それなりに難有りだし、野党側に至っては、かねて思っていた「どの候補が党代表になっても同じ事」の印象は相変わらず払拭できないものがある。
拙者の印象では、野田元総理が全体のバランスを少しは見通せる ややマシな所も感じはするが、枝野前党代表は左傾勢力の支援を受ける以上 よく揶揄される「立憲共産党路線」に戻るだけだろう。こうなるともう多くは期待できまいて。
泉現党代表も、野田元総理より力量は小さそうだ。まぁ、立憲民主党代表自体「誰がなっても、誰がやっても同じ事」のイメージが簡単に変わる事はないのだが。その中にあって、唯一の女性候補とされる 吉田衆議は少しだけ応援しておくか。経験値も党代表の力量も未知数だが、思想信条や政治活動の自由はあるのだし、立憲民主党の規約内での活動なら ひとまず問題なしという事だろう。
繰り返しになるかもだが、与党自民の傾いた党勢を立て直すのは容易でないし、対峙する野党立憲民主の舵取りも「多様性を尊重」などとする以上、これ又簡単ではあるまいて。否、わざわざ難しくしてしまったか。事実なら失笑ものだが、これ以上は言及を控え 静観といくか。今回画像も振り返り恐縮。当地東郊・豊橋市内に入る、名古屋鉄道・名古屋本線の特急列車「パノラマ・スーパー」の様子をもう一度。