Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
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我国産水産物禁輸の一方で、我国近海での乱獲を黙認の 中共「ダブスタ」

2024-08-26 22:05:33 | 国際・政治
昨年来の、東京電力・福島第一原子力発電所の震災被災原子炉の事故処理水海洋放出処置から満 1年とか。

国際原子力機関 IAEAからも承認を得た 抑制的な処置にも関わらず、中国大陸・中共政府はこの処理水を「核汚染水」と揶揄し、対抗措置として 我国産水産物、特に福島や三陸近海の産品の全面禁輸の挙に出続けてきた。

我国政府も禁輸解除に向け 中共政府への働きかけ努力は分かるが、どうもこの禁輸措置は他意がある様に思えてならない。拙邪推も一部に入り恐縮だが、我国主導の「自由で開かれたインド太平洋構築」への意図挫きと思われる線が一つ。

もう一つは、昨年来の 我国薬品メーカー関係者の不当な拘束事案でも何となく感じる事だが、中共政府の面子を優先する姿勢だろう。どちらも、余りの長期化を強行するのは 決して中国大陸の利益にはならないと心得る者だが。

水産物輸入禁止措置の一方、中国大陸の漁業関係者多数が 我国の東北・三陸沖の有力漁場に大挙して進出、サンマなどの乱獲を繰り返しているとの情報がある。原発事故処理水が問題なら こんな挙には出られないはずだし、一国の政府としても決して認められないはずだが。この奇妙な問題につき、以下 先日付の某ネット記事を引用して、みて参る事に。

「中国(大陸)漁船、三陸沖に大挙 (原発事故)処理水放出後も操業活発 禁輸措置と食い違い」

日本産水産物の全面禁輸を続ける 中国(大陸)の漁船が、世界三大漁場の一つとして知られる三陸沖などで活発に操業を続けていることが 我国某紙の調べで分かった。同国は 2023=令和 5年 8月に始まった 東京電力・福島第 1原子力発電所の処理水放出に強く反発する姿勢を崩していない。中国(大陸)の見解と同国漁船の動きには食い違いが生じている。

「ここ数年間で 最も多くの中国(大陸)漁船が今、三陸沖に押し寄せている」。三陸沖で漁を続ける、ある男性漁師はこう明かす。同海域は 暖流と寒流がぶつかる潮目にあたり、世界でも屈指の好漁場だ。同国漁船も 2010年代から大挙して押し寄せ 漁をするようになった。

だが 昨年 8月に始まった (原発事故)処理水放出に対し、中国(中共)政府は科学的根拠に基づかない主張を一方的に繰り返し、日本産水産物の全面禁輸を決定。福島にも近い同海域での同国漁船の操業は 激減することが予想された。

某紙は今回 実態を明らかにするため、漁船に搭載される「船舶自動識別装置(AIS)」が発信する信号から 船の動きを確認できる「グローバル・フィッシング。ウォッチ(GFW)」のデータなどを基に、中国(大陸)漁船の三陸沖での動きを検証した。GFWは米国の民間非営利団体(NPO)が 米グーグル社の協力を得て 世界の漁業活動の透明性を図ることを目的に立ち上げたサービスだ。

三陸沖は例年、冬場の時化(しけ)がおさまる 4月ごろから本格的な漁期に入る。GFWによると 中国(大陸)漁船に動きが見られたのもやはり今年の 3月下旬、多くの漁船団が中国(大陸)・福建省福州港など 複数の漁港から日本(近海)に向け出港したことを確認した。その後 日本の津軽海峡を次々に通過し、三陸沖で操業を始めた。

さらに 中国(大陸)漁船の同海域での操業状況を把握するため、GFWのデータから操業時間を集計し、過去と比較した。比較するエリアは 毎年多数の中国(大陸)漁船が操業する三陸沖の 北緯36℃以北、東経 148℃以西、日本の排他的経済水域(EEZ) に囲まれた海域に設定した。日本漁船も活発に操業する好漁場だ。

集計結果によると、三陸沖での中国(大陸)漁船の操業時間は (新型)コロナ禍で一時落ち込んだが 2022=令和 4年に大きく回復した。2024=令和 6年も活発に操業していることが判明した。4月には今年のピークを付け、操業は約 5000Hにも達した。多い日には 約50隻の漁船が操業した。

某紙は 一連の取材に対する見解を中国(大陸)側に求めた。同国外務省は 8/12「日本産水産物への緊急措置は、原発からの汚染水の海洋放出に対し 国民を守る合法的かつ合理的措置だ」と回答した。(引用ここまで)

乱獲による 我国近海の漁業資源枯渇が懸念される一方、中共政府の無節操なダブスタぶりが透けて見える様だ。最近などは、前回取り上げた 公共局NHKの国際向け放送中、外部委託の中共人スタッフが 我国固有領を中国大陸領などと誠しやかに言及した由だし、今日などは西九州・五島列島近くにて 中共軍用機が対日領空侵犯の挙に出たとか。外務省の対中抗議は当然も、短時間ながら 領空を侵してまで「必要」な調査とは何だったのかを厳しく追及する必要もあろう。

福島原発事故処理水の扱いを、科学的根拠を示さぬまま難癖をつけた様な出方で 我国水産物禁輸措置続行を強行する様なやり方は早めに見直さないと、日中双方の国益を大きく損ねかねないリスクを招く事にもなりかねないとも思うがどうか。

勿論 媚中的及び腰の姿勢も禁物。対日水産物禁輸措置解除を引き続き求める毅然とした姿勢も必要だろう。今回画像も振り返り恐縮。先年訪れた三陸の要衝、岩手・釜石の港近くの様子をもう一度。通る線路は第三セクター・三陸鉄道線。
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2 コメント

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Unknown (のん子)
2024-08-27 23:03:57
中国は油断のならない国です。

嘘は平気でつきますし、約束も守りません。
そんな国と断定して外交はしないと負けてしまいます。
でも自民内でも親中派は多いですからね。
2回さんとか、荷かいさんとか・・・
返信する
大いなる信頼失墜 (HAKASE(jnkt32))
2024-08-28 09:50:16
のん子さん、今回もご見解を有難うございます。

考えたくはありませんが、仰る様に 中国大陸は歴史的
にも国としての信頼と品位を落としてしまいました。

こんな事では、我国を含む諸外国から「平気で嘘つく
油断ならない国」とみられても仕方がありません。

三陸沖の乱獲問題、長崎沖の領空侵犯事案、そして
NHK海外放送不祥事と 我国側が強い姿勢に転じないと
いけない状況もありますね。

仰る様に、我国内媚中勢力の力を削ぐ努力も必要で
しょう。まずは お礼まで。
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