Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

参院選のドサクサ紛れ?中国大陸の、我国海底資源収奪策動と強い対峙を!

2022-06-18 16:09:18 | 国際・政治

今期通常国会も閉じ、来月の 第 26回参院選向けの各党行動が盛んな様だ。6/22水曜公示、7/10日曜投開票の日程が固まり、公選法の規定による期日前投票も通例通り可能。

今回は 物価高騰問題向けの経済・金融対策や緊迫の度を増す外交・安保政策、それに積年の問題ともいえる 引き続いての少子高齢化対策などを巡る与野党攻防が見込まれるが、与党側の各分野との向き合いは今一歩力不足の感が拭えず、対する野党側も 特に外交安保面で意思疎通が図られているとは決していえない状況だ。それでも我国の今後の命運にも関わりかねない節目を迎えているだけに、できるだけ事前準備の上、悔いのない投票に臨みたいと思っている。昨今の難しい状況に対し、棄権というのが最も芳しくない反応たる事は明らかだからだ。

本題です。今通常国会で全成立をみた 61法案を含め、決して政策課題の優劣をつけたくはないが、それでも難度を増す外交・安保問題は一定の重視をせざるを得ないは事実だろう。対ウクライナ国侵略のかどで 対ロシア国経済制裁に我国も加わるは既報だが、同国はその事への一報復でもあるかの様に、海軍艦船複数による大平洋上にての演習の挙に出た。聞く所では 弾道ミサイル試射も含まれている様だとか。露側のこうした動向は、北方領土近辺の我国との漁業交渉一部停止の動きと共に、警戒心を持って向き合う必要を感じる。もう「遺憾の意」の表明では済まない局面(フェーズ) を迎えている様な気もする所だ。

もう一国、こうした「遺憾砲」の表明では済まないだろう段階(ステージ) に入っている感がある中国大陸。かねて沖縄・尖閣諸島メインの 東シナ海にての我国固有領に向けてや、同域の海底資源のあり様についても難癖をつけてきているのはこれ又既報。近年は この動きが更にエスカレート。まだ排他的経済水域EEZ などが確定していない 東シナ海の日中中間線の傍で海底天然ガス田の試掘など、東シナ海資源開発の関する「2008(平成 20)年合意を反故にする様な動きも見せている様だ。我国外務省は 一応でも抗議声明などで意思疎通を図っている様だが、果たして中国大陸・中共政府側にきちんと届いているのやらの感も拭えない。以下 昨日の産経新聞ネット記事を引用して、みて参りたい。

「中国(大陸)、また東シナ海で構造物 5月に続き 18基目」

外務省は 6/17、中国(大陸) が一方的にガス田開発を進める 東シナ海の日中中間線の西側で、新たに 1基の構造物の土台を運搬する動きを海上自衛隊が確認したと発表した。5月にも 中間線西側の別の地点で構造物設置に向けた動きを確認しており、東シナ海で強引に海洋権益を確保する中国(大陸) の動きが強まっている。

外務省の 船越健裕・アジア大洋州局長は 楊宇・在日中国大使館公使に「たび重なる抗議にもかかわらず 一方的な開発を進めている」と (重ねて)強く抗議。東シナ海の(2008=平成 20年合意に基づく) 資源開発に関する交渉再開に応じるよう 改めて求めた。

中国(大陸) 側が日中中間線付近で設置した構造物は これで 18基目になる。2015=平成 27年以降、新たな構造物設置の動きは確認されていなかったが、今年 5/20に続き 今月もガス田開発とみられる動きが確認され、東シナ海開発のスピードが急速に上がっている。(引用ここまで)

北方領土と並び 我国固有領が明確な沖縄・尖閣海域への軍事的脅威と並んで、資源安保の面でも これまでの様な「遺憾砲」や「抗議砲」だけでは事態の好転が見込めないのは明らかだ。中国大陸は、時に我国領海侵犯の挙に及ぶ 同海域に差し向ける海警局船艇の重武装化と共に、同国海軍の直轄化を進め 我国海保より優位に立つ事を図っている様だ。考えたくはないが、同様の事態は 日中中間線辺りでも生じる可能性がある。

既に沖縄・尖閣海域にては 漁業関係各位が満足に出漁できない不幸な事態に陥っていると聞き、こうした状況が少しでも好転する事を祈念する者だ。その為には海上保安庁、海上自衛隊の一定レベルの各補強と共に 両者の有機的な連携が欠かせないだろう。何も憲法まで直ぐに変えよと申しているのではない。海保、海自の各法規の見直しで対処できる事共も少なくないだろう。そうした「直ぐできる」所は速やかに対応して、沖縄・尖閣海域の保全と共に 日中境界線の海底資源保全に向けても可能な努力を願いたい。

中国大陸の海洋調査船は、最近でも津軽海峡などを経て太平洋側に進出。南鳥島や沖の鳥島辺りの 我国排他的経済水域EEZ 内を含む芳しからぬ資源調査の挙に出ていると聞く。海保、海自の各位共 洋上警戒の大変さは分るが、どうか南シナ海辺りで露骨な振舞いが見られる中国大陸に 東シナ海や太平洋上で同様の行動をさせない為にも、時に強い進路牽制など 一定の実力行使も許されるのではないかと愚考する者だがどうか。つまり 武力に訴えずとも 機動的にそうした挙に出られる様にする方が、中露や北鮮からも「舐められずに済む」度合が増す様に思うのだが。今回画像も以前ので恐縮。当地愛知と東隣・静岡の両県境近く、浜名湖近辺を大阪方面へ下る 東海道・山陽新幹線列車の様子を。


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