Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

国会閉会中の 岸田総理の外交行動に注目してみる

2022-06-16 14:03:29 | 国際・政治

今通常国会も閉幕。岸田政権が出した 政府提出全法案 61件が成立した由。異論ある所は承知だが、まずは一言の労いを表しておく。朝日・毎日・東京の各紙を初め 左傾メディア勢力は「与党の安全運転と、野党の意思不統一の産物」などと相変らず揶揄する様な取り上げだが、間違っても労いの意など表す気はないらしい。

だから「読まない、見ない、買わない」の「三ない」なる後ろ向き反応に遭い、総じて業績低迷に甘んじるという事か。まぁ「言いたい事を言って報酬にありつける」なら「日本一楽な商売」という事だから それも仕方なかろうが、いずれはそれぞれの社局消滅の危機に見舞われようから、今の内から首でも洗っておいた方が良くはないか?

国会の会期中から目についてはいたが、岸田総理は外交面にも注力されている様であるのは 拙者も承知している。どうせ賛否は分れるし、どう功を立てようが、揶揄する輩は消えてなくなる訳でもない。岸田総理は数年に亘る外相経験もある事だし、その辺りの冷静な向き合いは心得られている事だろう。その辺りにに留意しつつ、昨日の時事通信ネット記事を引用して 今後の外交動向などを少しみて参りたい。

「岸田首相 NATO会議出席表明、NTPにも意欲」

岸田文雄首相は 6/15の記者会見で、スペイン・マドリードにて 6/29&30 両日に開かれる 北大西洋条約機構・NATO首脳会議に出席すると表明した。日本の首相の同会議出席は初めて。参院選 (6/22 公示、7/10 投開票)の選挙期間中で、外交手腕をアピールする狙いもありそうだ。

首相は会見で、ロシアのウクライナ侵攻を踏まえ「欧州とインド大平洋の安全保障は不可欠であり、力による一方的な現状変更は 世界のどこであれ認められないと訴えていく」と語った。

首相は 6/26~28 にドイツ・エルマウで開かれる 先進 7カ国首脳会議・G7サミットに出席した後、マドリードを訪れる予定。NATO首脳会議には 韓国の 伊 錫悦(ゆん。そくにょる)大統領も出席を計画している。首相は日韓首脳会談に関し「何も決まっていないが、意思疎通を図っていくことは重要だ」と述べた。

首相は 8月に米ニューヨークにて開かれる核兵器拡散防止条約・NPT 再検討会議への出席についても「成果を収められるよう 全力で取り組みたい」と意欲を示した。出席が実現すれば、これも日本の首相で初となる。(引用ここまで)

以前より 我国総理の NATO会合出席話はあった様だが、遂に現実のものとなりそうだ。欧米の軍事同盟的繋がりたる NATO会合への参加などは慎重であるべきとの主張も分かりはするが、長らく続く 中国大陸の無理筋ともいえる対インド大平洋地域向け海洋政策に加え、露による対宇侵略の挙も 一定は長期化しそうな風情。加えて北鮮度の日本海へ向けた複数回の弾道ミサイル試射や核実験再開の可能性とくれば、やはり欧米との安保面連携も一定は必要となろう。

難しい調整が指摘されていたスウェーデン・フィンランド両国の NATO加盟にも徐々にだが可能性が開かれてきている様だ。両国はロシア国の西方近くに位置し、安保面での関係は希薄ではない。そうした情勢からも、初物とはいえ 岸田総理の出席は妥当といえ、我々国民は冷静に見守る必要があろう。

定例ともいえる 先進 7カ国首脳会合 G7サミットと日程が近く、調整し易い状況だった事も幸運といえるが、その好機を活かすのも総理の力というものだろう。勿論我らが自衛隊は、憲法以下の法令により 協力できる事とできない事が厳然と存在し、その事は総理もご存知のはずなので 是非その事を踏まえての出席を願いたい事も申し添えておく。

こう記すと 或いは保守側各位からの批判は覚悟だが、今はとに角 現憲法の解釈変更でできる全ての協力を実行し、改憲を伴う見直しを要する所は、一定期間の議論を経て構築すれば良いのではないか。折角 国会の憲法審査会も正常化してきているし、そうした機能を活かして臨む姿勢も必要だと思う。防衛力増強の方向そのものには反対しないが、防衛予算の対国内総生産・GDP 比 2%レベルへの引き上げは、当初の 5年後目途に拘らない方が良い様な気もする。

8月予定の 核兵器拡散防止条約・NPT会合出席も、是非実現を願いたい。同様にオブザーバー参加を求められる 核兵器禁止条約締約国会議への出席も良いが、やはり NPT会合の方が 被爆地広島が選んだ総理というお立場にも相応しい事だろう。既に出席せずとの方向がやや残念も 可能なら核禁条約締約国会合への参加も、拙的には反対しない。こちらも今からでも可能性があるなら、再検討を願っても良い様にも思う。

要は一国のトップとして「今、我国ができる事とできない事」を他の諸国に向けてはっきり表明すれば良いという事だ。その事に留意しながら「岸田外交」のこれからを少し追ってみたいとも思う所だ。今回画像も振り返り恐縮。当地のすぐ北郊、清須市内にての、東海道・山陽新幹線試験列車「ドクター・イエロー」の様子を。高架線路の改修もあって、現在は見られなくなっている様です。


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