Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

サイバー攻撃問題 病院などの防護も必要だ

2022-01-03 10:24:44 | 社会・経済

年初恒例、箱根駅伝が熱く進行中だ。昨日の往路を青山学院大が制し、復路も優勢な模様。どの校が覇者となるかも大いなる関心事は分かるが、参戦各位はどうか悔いのない闘いとして頂きたいもの。それと、健康安全面で くれぐれも無理のない様願っておく。

この競技に際し、今回も自粛要請の出ている沿道応援に 蓮舫立憲民主参議が赴いていたらしい事がネットなどで話題になっている様だ。法令や規程などに反している訳ではなくも、多くの方々が望む沿道応援を慎み 諦められている折のこの挙はどうなのか。事実とすれば、国会議員として極めて不適切の誹りを免れまい。普段 国会の場では対与党攻撃に余念なき蓮舫参議、ここは逃げる事なく 国民向けに誠実な説明をすべきと心得るがどうか。

本題です。その蓮舫参議を遥かに上回る不心得な連中が罷り通っているのも事実。不良な意味で「上には上がいる」という事だ。かねて主要企業内外のネット・ワークを狙撃する サイバー攻撃の挙に出る勢力があるのは知られる所だろうが、あろう事か 人命に関わる病院などの医療機関を標的にする不埒な連中が複数に上る様だ。事実なら卑劣の極み。この問題につき、昨年末の 読売新聞ネット記事を引用して、みて参りたい。

「病院サイバー対策、カルテ・データ『独立保管』・・・厚労省が新たな指針策定へ」

医療機関を狙った コンピューター・ウィルス「ランサム(身代金)・ウェア」による被害が相次いでいる問題を受けて、厚生労働省は今年度中に、医療機関向けの新たな情報セキュリティー指針を策定する。被害の拡大を防ぐため、電子カルテなどのバックアップ・データについては、病院のネット・ワークから切り離して保管することを明記する方針だ。

同省関係者によると、バックアップ・データが病院のシステムとオンラインで結ばれている場合、同時にランサム・ウェアに感染し 閲覧できなくなる可能性がある。このため、予備のデータは独立して保管することを求め、保存する媒体の種類や更新の頻度なども具体的に示す見通しだ。

予備のデータも感染した場合、影響が長期化することが多い。10月末に被害を受けた 徳島県つるぎ町立・半田病院は予備データも利用できなくなり、通常診療に戻るまで約 2か月間かかる見通しだ。

新指針では 添付ファイルに仕込まれたウィルスから感染することがあるため、メール送信の際にはファイルを添付せず 内容を本文に書き込むように促す。ランサム・ウェアの侵入を探知する対策ソフトの導入や、サイバー攻撃を想定した訓練の実施を求めることも検討している。厚生労働省は 2005= 平成 17年、電子カルテが普及し始めたことなどから 情報セキュリティー指針を策定。

医療機関に対し、セキュリティー責任者を置くことなどを求めた。現在の指針は 約 160ページもあるため、新指針は内容を圧縮し わかりやすくまとめたい考えだ。2022=令和 4年 1月に原案をまとめ、同 2月にパブリック・コメント(意見公募)を行った後、運用を始める。新指針の策定作業班の主査を務める一般財団法人「医療情報システム開発センター」(東京)の 山本隆一理事長は「医療機関へのサイバー攻撃が目立っている現状に即し、理解して活用してもらえる 実効性のある指針を作る必要がある」と話す。(引用ここまで)

広く知られる様に、公立病院を中心に 多くの病院・診療所など医療機関は、中国大陸他由来の新型コロナ・ウィルス感染者が増えた場合などの対応で余裕のない状況に追い込まれている様だ。民間運営が多い我国の病院・診療所全体に及ぶ訳ではないとの見方もありはするも、多くの所が余裕のない逼迫(ひっぱく) の状況ではないだろうか。そんな状況を狙い撃ちした様な サイバー攻撃の挙は「卑劣」の一言でしか表現できまいて。警察力を以ての犯人検挙が思うに任せられない以上、医療機関各位を初め 政治行政レベルも加わっての対策強化は当然の事だろう。

防護対策を行うは良いが、全てを称える訳には参らないのも事実。現場、行政レベルの双方で この様な攻撃の挙に出られた場合のダメージを軽くみていた所がなかったか?又 普及進む電子カルテの動向に見合った対応をしていたか?こうした問題との対峙を機に、是非各医療機関と政治行政の向き合い姿勢も 改めての検証と見直しを願いたいものだ。ご存じの様に 電子カルテには多くの個人情報も載り、特に著名人や各界有力者のそれは 盗み出しを図る輩も少なくない事だろう。又 その事に絡み、外国スパイがそうした挙に出ている疑念も大きくあろう。病院初め医療機関といえど、そうした犯罪行為に立ち向かう断固とした姿勢が必要なのだろう。

対応スピードも問題だ。各医療機関も政治行政の側も、既に多くの問題が生じていたのだから その意思さえあればもっと素早い対応ができたはずで、ここの所も是非反省点にして頂きたい。恐らく相手は「ただの犯罪容疑者」ではないだろう。国家的スパイがいる可能性も念頭に、決して漏らしてはならない我国の医療情報防護に 本気で取組んで頂きたいものだ。今回画像は 再掲にて失礼。長野方面より三重・四日市の石油基地へと積み込みに向かう JR中央線・燃料列車編成の様子を。右端に見られる寒椿の花は、今は時季を終えております。

コメント (2)
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