Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

往来~駅の記憶

2010-08-25 00:55:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!暦上では暑さが終息するはずの「処暑」を過ぎても、残暑厳しい当地名古屋。どうもこの暑さは全国的な様ですね。
北の方では、早めの手荒い秋雨の到来となっている様で、水害に繋がってしまっている所もある様ですね。
その一方、南米チリ国の鉱山にては、大規模な落盤事故の不運を越えて、30余名の鉱山会社員の方々が、地下避難場所にて無事でいらすとか。
これらの方々に一言お見舞申し、大きな困難が予想される今後の救助活動の無事をお祈りすると共に、暑さの方も、どうやら先が見えて来た様にも感じます。後少し、お互い健康安全に留意して参れればと思います。

さて、夏の特集モードの拙日記も、知友各位に宛てた文体をひとまず終え、今夜(未明かな?)よりは、普段の風情に戻そうかと思います。
今月も、知友の方々を主に、色んなコメントをお寄せ下さり、大変有難く拝読しております。総じて率直なご見解が多く、学ぶ所も少なくないですね。
特に我が心に突き刺さっているのが、2回目の「模様」にて、大阪の保護者遺棄致死事件に関するある知友の方のコメントに「今の世は、子供が子供を産んでいる様な印象を受ける」との記述があり、初めは思わずドキリとしたものでした。しかし、心落ち着けて良く考えれば、確かに真実を突いているとも思えるのです。

親の立場や使命を放棄したくなる程、今の世が、一方で荒廃しているのは事実。此度の事件の容疑者の罪責を問う事は勿論必要なるも、事件の背景や、犯行の背後の環境の不良さに踏み込む姿勢も大事とは思いますね。一つには、便利さとか効率第一と言った風潮が、人として大切な事は何かと言った視点を狂わせてしまっている印象を受けるのです。
それは、つい先日、東京都内にて飲酒の男性容疑者が列車待ちの列に衝突、不幸にも先頭の方が到着列車とプラット・フォームに挟まれて落命された事件の背後にも横たわっているのではないかと思う次第。

もう一つは、戦後教育の不良。
過剰な権利優先の風潮もあって、自己責任にて何かをしたり、自ら周囲の為に役に立とうとする姿勢が廃れ、常に何かをしてもらおうとする、依頼心の強い思潮が目立つ。
この所社会問題化している、生活保護者の急増や、後を絶たない高齢者の親族による年金不正受給疑惑などの背後には、こうした問題がある様にも感じます。

人心が荒む理由には、経済面や家族の問題など、色んな原因が考えられるでしょうが、私が思い当たる一つは、幼かった頃、心に残る美しい風景を多く見て来られたかどうかと言うのもある様に思うのです。健やかな親子関係に恵まれず、虐待の標的にされる様な事あれば、それは精神面に悪影響を及ぼしかねず、成人後凶悪犯罪へと走る危険だって生じる事でしょう。そうした事の抑止の為にも、家族親族や友人らとの良い人間関係の保持と共に、子供の頃には良い風景を少しでも多く見られる様でないと、と今想いを強くする次第。これは、拙趣味の写真を撮る様になってから、一段と強く感じる様になった所であります。

「出発」の冒頭に取り上げた、近畿日本鉄道蟹江駅の記憶と共に、私にとり大きな位置を占める「駅の記憶」が、東三河の名古屋鉄道線の、とある小さな駅でしょう。

幼少の時を送った旧家の近く。ここからかつて出勤する父を見送ったり、学校への往来の道中毎日通ったりで、今となっては美しい記憶となっています。
行きかう電車も、あの頃は親の年齢程の戦前世代車が主。たまに当時の最新車、パノラマカーなどの特急型が顔を見せる様な感じで、そうした言わば、車両の年齢層の幅広さも又、愉快な記憶ではありますね。

もう後半生の私ですが、これからの心の健康の為にも、こうした記憶は大切にして行こう、と自覚を新たにしている所であります。*(日本)*
コメント
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