コナサン、ミンバンワ!
前回まで、初夏の梅雨の時期恒例の不良読物を連載した拙ブログも、今回よりは所定モードに戻る事としたい。
先月の事だが、時折遠出を共にする親族と、新潟磐越へ出かけた。往路、存続の危ぶまれるJR夜行列車「きたぐに」に乗り換えるべく、夜の鉄路を米原へ。名古屋からだと、22:46発のJR東海道線下りにて大垣乗換、引き続き同駅23:25発の同線最終の下りにて日付が変わる寸前、米原着となる。ここで約、1時間強で「きたぐに」に接続する訳だが、この終列車、車両と編成に難があるのである。
この下り終列車、少し前までは東海道線の快速や各停と同様の車体片側ドア3か所、前向きなるも、転換式クロス席の車両4車で運転されていたはずだが、先日乗車した所、1車減の3車となり、尚かつ車体片側ドア2か所でリクライニング式クロス席の特急型車に変更されてしまっていた。一見、基本運賃だけで特急型車に乗れるサービス・アップに見えるだけに、この変更は始末が悪いと思った次第。
何しろ、終列車である。特に週末近くの木・金曜の夜などは、名古屋よりやや遠いと言えど、相当に混雑するであろう。加えて座席数が多く、立席余地とドア数の少ない特急型車とあっては、途中駅での乗り降りもかなり煩わしいはずである。当然乗り降り人数が多ければ、停車時間も所定より延びざるを得ず、定時運転などの信頼性にも影響する。これは、深夜だから、或いは終点での接続に時間的余裕があるから、などと言うのとは別の問題であろう。
車両変更などで、良くも悪しくもその影響を受けるのは、我々利用者である。今回の変更には、車両運用の効率化と言う意図もあるのだろうが、正直乗客にとっての利益とはなっていない印象を受ける。なるべく早期に、乗降性の優れた以前の車両への復旧を行い、編成も元の4車に戻してもらいたい所である。