Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

こんな終列車は嫌だ

2010-08-08 22:56:19 | 旅行記

コナサン、ミンバンワ!

前回まで、初夏の梅雨の時期恒例の不良読物を連載した拙ブログも、今回よりは所定モードに戻る事としたい。

先月の事だが、時折遠出を共にする親族と、新潟磐越へ出かけた。往路、存続の危ぶまれるJR夜行列車「きたぐに」に乗り換えるべく、夜の鉄路を米原へ。名古屋からだと、22:46発のJR東海道線下りにて大垣乗換、引き続き同駅23:25発の同線最終の下りにて日付が変わる寸前、米原着となる。ここで約、1時間強で「きたぐに」に接続する訳だが、この終列車、車両と編成に難があるのである。

この下り終列車、少し前までは東海道線の快速や各停と同様の車体片側ドア3か所、前向きなるも、転換式クロス席の車両4車で運転されていたはずだが、先日乗車した所、1車減の3車となり、尚かつ車体片側ドア2か所でリクライニング式クロス席の特急型車に変更されてしまっていた。一見、基本運賃だけで特急型車に乗れるサービス・アップに見えるだけに、この変更は始末が悪いと思った次第。

何しろ、終列車である。特に週末近くの木・金曜の夜などは、名古屋よりやや遠いと言えど、相当に混雑するであろう。加えて座席数が多く、立席余地とドア数の少ない特急型車とあっては、途中駅での乗り降りもかなり煩わしいはずである。当然乗り降り人数が多ければ、停車時間も所定より延びざるを得ず、定時運転などの信頼性にも影響する。これは、深夜だから、或いは終点での接続に時間的余裕があるから、などと言うのとは別の問題であろう。

車両変更などで、良くも悪しくもその影響を受けるのは、我々利用者である。今回の変更には、車両運用の効率化と言う意図もあるのだろうが、正直乗客にとっての利益とはなっていない印象を受ける。なるべく早期に、乗降性の優れた以前の車両への復旧を行い、編成も元の4車に戻してもらいたい所である。

002

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

情景~駅の記憶

2010-08-08 15:53:00 | インポート
猫さん今日は。今日は曇り日の当地名古屋。猛暑なるも、日射しがないのが救いではありますね。
昨日、阪神甲子園球場にて開会の全国高校野球夏季大会も、炎天下でないだけ選手各位の消耗が抑えられ、好い試合ができるかも知れません。

さて、先日の拙記事への貴コメントを受け、少し記事を綴ってみる事としたいです。
昔の駅、以前の駅・・・それは、旧日本国有鉄道や民営鉄道の別を問わず「きっぷうりば」の大看板を掲げた窓口があり、距離の遠近に関係なく駅の方が1枚ずつ手作業で発券をなさっていましたね。当時の切符は丈夫な厚紙が主流で「硬券」と呼ばれ長らく親しまれていました。その改札も、人の手による入挟でしたよね。
1964=昭和39年秋の東海道新幹線開業を機に、座席の確保を要する指定席特急券の発券に万全を期す為、俗に「マルス」と呼ばれる寝台を含む電子式座席指定券発行システムが整備され、まずは新幹線、その後順次国鉄在来線の特急や急行の指定席発券に及び、やがて主要私鉄やホテルのオンライン予約にも及ぶ事となります。又、このシステムの威力で、以前は電話連絡などで長く要した待ち時間も、大いに短縮された様です。
これが有名な「みどりの窓口」であるのはご存じかと思います。

勿論、発足当時は東海道新幹線の沿線、又かなりの年月主要都市に限定され、地方などでの座席指定券の手配には、昔ながらの電話照会などが相当に用いられて来たのも事実。背景には、やはり当時の旧国鉄の財政難があった様ですね。

1987=昭和62年の全国JR社発足後は地方でも「みどりの窓口」整備が良く行われ、今では乗客が乗る予定の列車便や席の位置を自ら指定できる、自動発券装置が導入されている駅も大都市圏の駅にて良く見かけます。又、予め入金チャージさえしておけば、集改札装置のセンサーにかざすだけで運賃精算ができ、又鉄道乗車の他買い物もできるJR東日本社のSUICAに代表される、IC乗車券・買い物券の普及も相当に進みました。
私も首都圏の親族より同圏のJR線や私鉄線、地下鉄線での通用はもとより、一部店舗での買い物も叶うIC乗車券・買い物券「PASMO」を入手し先日使用してみましたが、本当に手間を要さない便利さに感嘆したものでした。当地にてはJR東海社が既に「TOICA」で先行している他、整備の遅れていた名古屋鉄道、名古屋地下鉄などでも遂に来春、IC乗車券導入に踏み切る様です。

貴見解の「自動化、省力化は何か寂しい一面もある」事は拙方も同感ですが、巨大化してしまった鉄道システムに対応する為の、やむを得ない側面もある訳でして、健全な発展さえしてくれればまあ良いかな、と私は思っている所です。あ、ここの所、インター・ネット全般にも当てはまりますよね。

最後に、人の温もりを残す大きな駅の事を一つお伝え致します。それは、福島県のJR会津若松駅。
人口約20万と言う主要都市の玄関でありながら、自動集改札システムが導入されていません。駅の方に、今後の見通しを伺った所「少なくとも当分、導入の予定はなし」との事。
人と人との触れ合いを大切にすると言われる、福島会津の地域性からなのでしょう。
近年増えた、駅を初め鉄道業務に携わる関係各位への残念な暴力沙汰を抑止する観点からは、なるべく自動化した方が良いのだろうが、そうした思潮に抗う様に、人の手を残すこうした動きも、是非応援したい気持ちはありますね。

この週末はご実家へ帰省の由。良い時となる事をお祈りします。拙記事は、又お帰りの折に目をお通し下されば、とも思います。まだ暑い日々。お互い、健康安全留意にて参りましょう。

P.S 今回より暫く、拙日記は知友各位に宛てた文体となりますが、普段同様、読者各位のコメントを下されば幸いであります。*(新幹線)*
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする