Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

新!石油危機

2008-05-28 00:15:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!

ご存じの様に、昨年後半より原油価格の高騰から来る石油製品の歴史的高値が続いています。
今月後半の米合衆国南部産原油(WTI)の先物価格は最高1バレル=約159L当り約135ドル。これは昨年同期の約3倍、最も安値だった頃の数倍にも達し、この煽りで自動車用レギュラー・ガソリンの価格は来月には約\10上がり\170/Lに達する事が予想されます。業務や通勤にて普段車に乗る各位は先月末に続き、又も今月末には燃料計が気になる事態となりそうです。

これもご存じの様に、石油の供給不安は前世紀にもありました。代表的なのが1973=昭和48年に勃発した第4次中東戦争に絡む供給不安でした。この時は我国と原油取引の多い戦争当事国の油田が戦災に遭って供給ダウンに陥る可能性よりのものでしたが、今回の原油高は少し状況が異なる様です。

今の状況は、米合衆国の低所得層向け住宅金融不安、所謂サブプライム・ローン問題より来る経済不安が大きく絡んでいる様です。
この為同国の証券市場から引き揚げられた莫大な投機資金が原油や金属類、更に基礎食糧たる穀物などに流れ込んで価格を大きく押し上げている由。又、アフリカの一部産油国の政情不安や中華人民共和国、インド共和国での大幅な需要増も価格高騰の一因であると思われます。
先進国は連携してOPEC=石油輸出国機構に対し増産の打診をしてはいる様ですが、値崩れを嫌う同機構はこれに慎重な姿勢を崩していない様です。前世紀末に増産により価格が大幅下落した前例が、一層そうした判断を強固なものにしている印象がありますね。

昨夜は我国内の石油元売り各社より「今月に比し更なる値上げは不可避」なる発表がなされました。
石油製品の値上げは諸物価の動向に大きな影響を及ぼすだけに、慎重な扱いを期して頂きたい所ですが、こうなると我々ユーザーも、使い方をより一層考える必要があるでしょう。
①車の運転を初め、石油類の消費は必要最低限に絞る工夫をする。
②在宅の時も、電気、ガス等の使用をできるだけ抑え込む。
③資源として出せる容器類を良く分別してゴミの量を更に減らし、買い物のレジ袋を辞退する様にする。
最近、この事で注目すべき事態が富山県にてありました。全県あげてのレジ袋有料化。賛否はあるでしょうが、時代の流れでしょう。近い将来当地名古屋、そして愛知全県でも実施されるでしょうが、敢えて国内で最初に踏み切った勇気に心よりの拍手を贈りたく思います。
事前周知さえ徹底すれば、意外に理解を得られる様で、こちらの方も驚いている所です。これは良いニュース・・・ですよね。

P.S 追記です。今夏よりは石油製品の後を追う様に電気、ガスの両料金も全国的な値上げが予想されています。
この内電気料金の長期的な抑制には一定の原子力発電を受け入れる必要があります。勿論放射性物質を扱う事で相当な危険を伴いますので安全管理には万全を願いたいものですが、今の高水準な生活や新幹線などの高速大量輸送機関の円滑な運行の為には不可欠でしょう。
所で以前より、原子力発電に絶対反対の勢力がある事はご存じでしょうがこの連中、一旦石油事情が悪化すると静かになりますね。これは一体どう言う了見なのでしょうか?
反原発が大いなる正義なら、どの様な状況下でも堂々と主張すべきでしょう。それが「言論の自由」と違いますか?そうでなければ、やはり便利で快適な生活から抜け出せない事を自ら認めた事となり、大いなる自己矛盾を抱えている事になりますね。説得力も地に堕ちかねませんよ。
この事につきご存じの方がありましたら、恐れ入りますが是非一度教えて下さる様・・・。 *(日本)*
コメント
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