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Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

遺憾!路面電車衝突

2006-06-14 07:50:00 | インポート
お早うございます。もうすぐ梅雨本番の模様。沖縄ではかなり大雨の影響が出ている様です。一言お見舞いを申します。
さて昨日日中、東京唯一の路面電車である東京都交通局荒川線にて、営業中の列車が先行の試験列車に追突し、20名を超える乗客が負傷する事故が発生しました。路面電車対一般車の事故はしばしば生じ、多くは車側のフォローが不良だった為ですが、今回は列車同士、こうした事態は少なくとも私には前代未聞のアクシデントです。
事故原因は、
①時刻表に表れない試験列車の走行が、事前に乗務員に周知されていなかった事。
②試験列車に後続していた定期列車の運転士が、試験列車の急停止を予知できず、制動のタイミングを誤った。
以上2点が主とされる様です。
以上の事より私は、本当に多くの乗客の生命を預かる公共交通の運営のあり方としては不適切なのではと思ってしまいました。
内外の主要都市にて、路面電車の2台続いての続行運転はしばしば見られる光景です。
当地でも、昨春まで運行していた岐阜の路面電車の内、東部を走った美濃町線では毎日こうした運転形態が見られました。
JR線などの様に、有事の場合に自動的に列車を停める様な安全設備は設置できず、全て運転士の技量に任されるのが実態。
それは止むを得ないとしても、臨時運転の情報は乗務員を初め、全職員への周知は当然の事でしょう。こうした事実には寒気が致し、誠に遺憾です。
路面電車はその昔、高度成長の頃には道路交通を支障するとして、多くの都市にて廃止が進められた時期がありますが、昨今の地球環境保護と、高齢化に整合した街造りの見地より再評価され、今春には富山市の旧JR線跡地を再利用する形で新線が開通したばかり。こうした事故は、路面電車の安全安心なイメージを低下させる事になりかねず、大いに残念です。
安全を最優先する立場から、再発防止に全力で取組んで頂きたい所です。*(注意)*

コメント
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