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生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

なくなったPペーパー

2016-02-22 20:17:43 | CS(子供伝道)
昨日は朝8時に家を出て教会へ行き、帰ってきたのは5時過ぎでした。教会学校のイースター礼拝で教師たちがスライド劇をするので、その練習が始まったのです。そして、午後から教師会もあったので忙しくも充実した一日でした。

また、その日は教会学校のメッセージ担当でした。ラザロのよみがえりのお話です。パネルシアターを使ってしようと思ったのですが、Pペーパーがもうありません。
パネルシアターとは、パネル布を貼った舞台に絵をつけたり外したりして見せながらお話をするもので、舞台は段ボールにネルを貼って作りました。
Pペーパーは不折布で、ポスターカラーや絵具でよく染まります。クーピーでも色が付きます。パネル布にくっつくので、絵を動かしながらお話しできます。

以前10枚一組で売っていたのを間違えて10組(B4サイズ)買ってしまい、返品するのが面倒なので、100枚全部を教会学校のお話のために使おうと決心しました。描ききれるまでCS教師を続けられますようにと祈りました。
それから20数年たってPペーパーがとうとうなくなりました。

ラザロのお話を、今まで書いてきた絵を使ってできるか調べると、布が巻かれたラザロを作るだけで足りることがわかりました。捜してみるとPペーパーの切れ端が出てきて、ちょうど人物をひとりぶん描けるだけのスペースがありました。すべて使い切って、感慨深いものがありました。
ラザロのお話はこれまでに何度もしてきましたが、今回準備していて、新しく気づかされたことがありました。
お話を紹介します。聖書はヨハネ11:1-46です。

エルサレムの近くのベタニヤという村にマルタ、マリヤ、ラザロの3人きょうだいがいました。3人の家にはよくイエス様が立ち寄られ、食事を共にし、お話をしました。

イエス様がベタニヤから離れた町におられるとき、ラザロが重い病気になりました。マルタとマリヤは一生懸命看病しましたが、治るどころか、だんだん重くなって今にも死にそうになってしまいました。

「姉さん、このままじゃ、ラザロが死んでしまうわ」
「イエス様がおられたら治していただけるのに……」
「イエス様を呼びに行ってもらいましょうよ」

マリヤとマルタは相談して、使いいを送ってイエス様にラザロの病気のことを伝えてもらいました。
使いの者は2日かかってイエス様のところにたどりつき、「あなたの愛する者が病気です」と言いました。
イエス様は「ラザロの病気は、神様の栄光をあらわすためだ」と言って、すぐにはベタニヤに行こうとされませんでした。

2日たって、イエス様は弟子たちに「ラザロの眠りを覚ましに行く」と言われました。弟子たちは、ラザロは眠っているだけなのか。それなら大丈夫だろうと思いました。
ところが、イエス様は「ラザロは死んだのです」と言われました。

イエス様がベタニヤの村についたとき、マルタが駆け寄ってきて言いました。「主よ。もしここにいてくださったら、ラザロは死ななくてすんだのに・・・・・・」

それに対してイエス様は、「ラザロはよみがえります」と言われました。
マルタは「世の終わりの日に死者がよみがえることを知っています」というと、イエス様は「わたしは、よみがえりです。いのちです。わたしを信じる者は死んでも生きるのです」と言われました。

マルタはイエス様の言われることの意味がよくわかりませんでした。イエス様はどんな病気でも癒すことができると思っていましたが、死んでしまった人はどうしようもないのだとマルタは思っていたのです。

それから、マルタは家もどって、イエス様が来ておられることをマリヤに教えると、マリヤは家から出てきてマルタと同じことをイエス様に言って泣きました。「主よ。もしここにいてくださったら、ラザロは死ななくてすんだのに・・・・・」

町の人たちもラザロの死を悲しんで泣いています。それを見て、イエス様は、激しく心を動かされて涙を流されました。
イエス様はラザロのお墓にいらっしゃいました。岩をくりぬいて作った墓の入り口には大きな石が置かれていました。

「その石をとりのけなさい」とイエス様がおっしゃいました。マルタはびっくりして、「ラザロが死んで4日もたっています」と言うと「わたしを信じるなら、神の栄光を見ると言ったでしょう」とイエス様が言って、お祈りしました。

「父よ。私の願いをきいて下さってありがとうございました」
ラザロがすでによみがえったかのような感謝のお祈りでした。
そして墓に向かって大声で叫びました。「ラザロよ、でてきなさい」
すると、ラザロはお墓に入れられた時の布を巻きつけたまま出てきました。イエス様は、「ラザロの布をほどいってやって家に帰らせなさい」と言われました。

お話の後で……
イエス様は、ラザロの死は「神の〇〇をあらわすため」と言われましたが、〇〇とは何でしょうと尋ねると「栄光」と1年生、2年生の子どもたちが答えました。
栄光をあらわすとは、ここではイエス様によってラザロがよみがえったことをさしています。
この出来事によって、イエス様はご自分が死に勝つものだということを示されました。




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