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生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

JCP55周年記念会(その2)

2007-10-18 17:31:22 | 日記
今日は父の命日です。1年前のことが鮮やかによみがえってきます。胸がしめつけられるようなせつない思いと、天国へ行ったのだからよかったのだという気持ちの入り混ざった複雑な心境です。
葬儀までの3日間、母があまりにも泣くので心配しましたが、現在母はとても元気で、生き生きと一人暮らしをエンジョイしています。

「この一年長かった?早かった?」と聞かれましたが、早かったような気がします。葬儀の2週間後に息子の結婚式があったので、とにかく悲しみに浸っている暇がなかったのです。


10月15日、16日にわたって開かれた日本クリスチャン・ペンクラブ(JCP)55周年記念会で学んだことを一部ですが紹介させていただきます。

ちなみにこのブログとリンクしている希望の風さんとメメントドミニの優子さんも
JCP55周年記念会について書いておられます。3人3様に書いていますので、ご覧になるとその様子がもっとよくおわかりになると思います。

開会礼拝では【愛すること、赦すこと―平和を求めて】のテーマから理事長の池田先生がメッセージして下さいました。


わたしたちが生きる日本の社会と世界の状況は、人間同士の愛による連帯と赦しの倫理を喪失し、平和と人間の尊厳が侵される危機的状況に陥っています。日本の社会にも憎しみと憎悪による殺傷事件が続発しています。このような状況に対してキリスト者であるわたしたちはいかに考え、身を律していけばよいのでしょう。身近な生活と命に関わる問題として平和問題を考え、発言し、証していきましょう。
傷ついている世界、自分探しの日本の中でわたしたちができることは、過去の歴史を直視することです。戦争責任を告白するのは勇気のいることですが、「わたしは間違えました」と告白することが平和の一歩となります。


アッシジのフランチェスコの祈りを紹介されました。
レジメにアッシジのフランチェスコの祈りが文語体で書かれていましたので紹介します。


ああ われをして おんみの平和の道具とならしめたまえ
われをして 憎しみのあるところに 愛をもたらしめたまえ
争いある所に 許しを
分裂ある所に 一致を
疑いある所に 信仰を
誤りある所に 真理を
絶望ある所に 希望を
悲しみある所に 喜びを
闇ある所に 光をもたらしめ給え
 ああ 主よ われをして
慰めらるるを 求めずして
慰むるを求めじめ
理解さるることよりも 理解することを
愛さるることよりも 愛することを求めしめたまえ
そは われらは自ら与えるが故に受け
許すが故に許され
おのが身を捨てて 死するが故に 
永遠の生命を得るものなればなり
 



キリストが十字架上で
「父よ。彼らをお赦しください。彼らは何をしているのか自分でわからないのです(ルカ23:34)」
と言われましたが、なぜ『わたしが赦します』と言わず、『赦して下さい』と願ったのでしょう。
それは、キリストが中保者となってくださったからです。キリストが贖罪の業として、罪と神の両手を握ってくださいました。わたしたちの書くあかし文章の一文、一行がこの世の人と神を結ぶ道筋となりますように。


*中保者とは、神と人とを仲介する存在です。

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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (まこ)
2007-10-18 19:17:28
記念式会お疲れ様でした。
楽しく祝された時となったようで
感謝します。
また、本日は、池田先生のメッセージ
お知らせ下さって、ありがとうございます。
先生のお声を思い出しながら、
先生のお声に変換して読みました。感謝します。
文香さん、お父様の一周忌、複雑な思いでしょうね。
お母様が元気なこと、新しい家族も増えたこと
お父様も天国へ昇られた事、考えると感謝ですね。
返信する
まこさんへ (文香)
2007-10-19 13:52:07
記念会のために祈ってくださって有り難うございます。

>先生のお声に変換して読みました。
これを読んで思わず微笑んでしまいました。

父の死から1年たって振り返ってみると、本当に感謝なことばかりです。
返信する
Unknown (優子)
2007-10-19 17:21:45
お父様が召されなさってからも、日々の務めを一つひとつ心をこめて過ごしてこられ、はや一年が経ったのですね。
私は文香さんの生き方を通して、神の御臨在を強く感じます。これからも大いなる証し人として用いられ、思う存分に賜物を発揮されますように!

文香さんの記事のおかげでメッセージがよくわかりました(>_<)。
返信する
優子さんへ (文香)
2007-10-20 09:30:49
神さまのご臨在を感じさせるような生き方をしているのかどうか自分ではわかりませんが、優子さんがそう感じて下さったことが嬉しいです。

自分では発光することができないけれど、太陽の光を受けて輝く月のようになれたらいいなあと思っています。

優子さんの証人としての活躍をお祈りしています。
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