生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

小学科でのお話

2006-06-26 12:29:59 | CS(子供伝道)

 昨日は、教会学校小学科の礼拝で子供たちに聖書のお話をしました。教会学校でのお話は、教師が順番で担当し、2か月に1度くらいまわってきます。
1年生から6年生まで60人以上の子供たちと、約15人の大人(教師)の前で話すのですから緊張します。気の小さいわたしは、教師になって12年にもなるのにお話をする日の朝は胃が痛くなり、話すときは緊張で足が震えています。
お話の担当が決まると、2.3週間前から準備して1週間前には出来上がるようにしています。わたしは具合が悪くなると、回復するまでに1週間くらいかかるので、早目に準備するようにしています。でも、今回は先々週忙しかったので、1週間前にはメッセージ原稿は書いていましたが、覚えるのと絵を書くのはまだで、ぎりぎりに準備できました。

教案誌があるので、その通りお話をすれば、準備にそれほど時間はかからないのでしょうが、わたしの場合、自分の言葉で話したいという想いがあって、そのためには聖書を熟読し、わからないところは徹底的に調べて、祈って……準備するので時間がかかります。そして、メッセージの原稿はすべて暗記することを目指しています。

昨日は新約聖書「使徒の働き5章」のところで、イエスさまが復活され天に上られてから後の使徒たちが、迫害にもめげずに力強く伝道していくところをお話ししました。
 いつもお話しするときは、神さまのみこころと違うことを話してしまったらどうしようという恐れが沸き上がります。聖書を読んでも、充分調べても、祈っても不安になってきます。もし間違ったことを話したとしても、大人なら『これは違うのではないか?』と考えて吟味してくれます。でも、子供は素直な心でそのまま受け取るので、責任があり、ある意味恐ろしいのです。

 教会の80歳になるIさんから言われたことがあります。Iさんが小学生のとき教会学校でヨナの話しを聞いた。そのとき先生から、ヨナは魚に吐き出された後、海辺の町ニネベに行きましたと聞いた。けれども、後に大人になってからで調べると、ニネベは海沿いの町ではなく、内陸にあったことを知り、がっかりしたそうです。「だから、教師は間違ったことを教えてはいけない」と言われて、襟を正された気持ちになりました。


 今回準備していて、すごいと思うことがありました。わたしは毎日聖書を読むとき、2種類のデボーションの本を用いていますが、この1週間のうちに読んだどちらの本にも今回お話する使徒の働き5章のことが書かれていたのです。それを読んで、神さまが応援して下さっていることがわかりました。この箇所は、臆病なわたし自身のために神さまが下さったメッセージだったのです。

 臆病で気の弱かった使徒たちが、力強くイエスさまは救い主であると語ったこと。鞭打たれても喜んでいた使徒たちの原動力は何か?ということが示され、わたしも子供たちの前で恐れることなくお話しできました。


「そこで、使徒たちは、御名のためにはずかしめられるに値する者とされたことを喜びながら、議会から出ていった。(使徒5-41)」

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (kibounokaze)
2006-06-26 15:35:57
模範的なCS教師ですね。そのくらい準備したら聖霊が豊かに働いて用いてくださるでしょう。私もかつて完全原稿にしました。150回くらいまでしましたが、その後はポイントのメモだけで自由に話せるようになりました。CS教師のご奉仕がさらに祝されますように。
返信する
kibounokazeさんへ (土筆文香)
2006-06-26 20:51:22
150回もメッセージされたなんて、すごいですね。わたしもそのくらい回数を重ねれば、震えなくてすむようになるでしょうか……。



原稿は作っていても、練習のつど変化して、本番のときは、子供の反応によって変えることができるようにはなりました。もちろん、メインのメッセージはそのままで。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。