生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

苦痛総量一定の法則

2019-07-23 18:02:22 | 教会
先日の日曜日の礼拝メッセージはダニエル書2:1-18からでした。メッセージの中で「苦痛総量一定の法則」という言葉が心にとまりました。

人が一生の間に受ける苦痛の総量は同じだという人がいます。本当でしょうか?わたしは苦痛が人一倍多いと思っているので、一定の法則に対して反発したくなります。

健康で何の苦痛もなく、裕福で悩みもなく、望むものすべてを手に入れ、幸せに暮らしている人をうらやましいと思ったことがあります。

でも、幸せそうに見える人が実は大変な悩みを抱えていて、人にも言えずに苦難に耐えていることがあります。あるいは今は幸せな生活をおくっていても、子どものころ苦痛を受けながら過ごした人もいるでしょう。
あるいは若いうちは何の不自由もなく過ごしていたのに老年になってから苦痛の日々を過ごしている人もいるでしょう。

苦痛総量一定の法則が正しいかどうかはわかりません。ひとりの人が一生の間に受けた苦痛を客観的に調べることができないからです。それに苦痛の度合いが人によって違いますね。

他人の痛みはたいしたものではなく、自分自身の苦痛は100倍にも感じられる。と聞きますが、それは本当だと思います。

旧約聖書ダニエル書に出てくるネブカデネザル王は、間違ったことを言っても、気に入らない人を抹殺しても、誰にもとがめられないほどの権力を持っていました。 そのネブカデネザル王が夢を見ただけで恐れ、平安がなくなると、知者たちに夢の解き明かしをさせようとし、それが出来ない知者たちを抹殺しようとします。

一方ダニエルは殺されるかもしれないと知っていて王にしばらく時間をくださいと申し出ています。それは、祈るため必要な時間です。3人の信仰の友と共に神に祈り、神から夢の内容と意味を示していただき、ダニエルと3人の友、知者たちのいのちが助かるのです。



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