生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

なぜ? と思う出来事

2016-07-22 16:29:27 | その他
いま、2016年。世界のあちこちで起きているテロ、日本で起きている理由のわからない殺人事件。地震、異常気象など……恐ろしくてブログにも書けません。
多くの人は疑問に思います。「何の悪いこともしていない人がなぜ死ななければならなかったのでしょう」
因果応報ともいわれるように、原因があって結果があると考えている人たちは、何故?と問いかけます。
しかし、答えは出てきません。この世界は因果応報ではないのです。

昨日は家庭集会でした。
「シロアムの塔が倒れ落ちて死んだあの18人は、エルサレムに住んでいるだれよりも罪深い人たちだったと思うのですか。そうではない。わたしはあなたがたに言います。あなたがたも悔い改めないなら、みな同じように滅びます。(ルカ13:4-5)」約2000年前にイエス様が言われた言葉です。

シロアムの塔とは、どのような塔だったかわかりませんが、建設中か修繕中に倒れ、下敷きになった18人が死んでしまったという事故があったようです。
その18人が特別悪いことをしたわけではないとイエス様が言われました。

「悔い改めないなら、みな同じように滅びます」と書かれているのは、誰でも悔い改める必要があるという意味です。
では、悔い改めとはどういうことでしょう。自分には、悔い改めなければならないことなどないと胸を張って言う人もいるでしょう。
あるいは、自分は悔い改めができていないと胸を痛めている人もいるでしょう。

悔い改めについてひとりずつ考えていることを話しました。
反省するという内容が多かったです。

イエス様はシロアムの塔のことを話してから、たとえ話をされました。次のような内容です。
ある人が、ぶどう園にいちじくの木を植えました。その人は、毎年実のなるのを楽しみに待っていました。でも、3年たっても実がならないので「切り倒してしまいなさい」とぶどう園の番人に言いました。
番人は、木のまわりを掘って肥しをやるので、来年まで待ってくださいと頼みました。

このたとえは、イスラエル人が神様に特別扱いを受けてきたのですが、悔い改めの実を結ばなかったことを示しています。
と同時に、このたとえは、私たちのことも指しているそうです。

レジメには次のように書かれていました。

(あなたがいちじくの木で、神様がその持ち主、イエス様は木の世話をする番人を示しています。)

番人であるイエス様は、実をつけないいちじくの木が切られてしまわないようにとりなしているのです。

悔い改めるとは、反省すること、悔やむことではありません。
悔い改めるとは、神様と自分の関係を本来の正しい関係に戻すことを意味します。

人間は誰でも罪を持っていますから、そのままでは滅びてしまいます。実をみのらせないいちじくの木のように切り倒されてしまいます。

罪に気づいても、自分の力ではその罪を取り除くことができません。


マタイ21:18~19には
イエス様が空腹を覚えられたとき、いちじくの木を見て葉のほか何もないのに気づかれました。イエス様は実らないいちじくに向かって「お前の実は、もういつまでもならないように。」と言われました。すると、たちまちいちじくの木は枯れてしまいました。
ということが書かれています。

わたしは、初めてこの箇所を読んだとき、驚きました。実がなっていないからと、腹を立てて木を枯らしてしまうとは……。

でも、いちじくを枯らしたのはそういう意味ではなかったのです。イエス様は、腹を立てたわけでなく、大切なことを伝えようとしたのです。

イエス様はこんなふうに言っておられるのではないでしょうか。

「あなたが、悔い改めないでいると、このいちじくのように枯れて(滅びて)しまうのだよ。このことを覚えて、わたしのところに来なさい。
わたしは、あなたの代わりにのろわれた木になったのだよ。あなたが引き受けなければならない滅びの道をわたしが引き受けたから、あなたは滅びることがないのだよ。あなたの罪はとっくに赦されているのだから」


のろわれた木、実のならないいちじくの木は、イエス様の十字架を意味していたのですね。

シャワーのようにイエス様の愛が注がれていることに気づきました。

「悔い改めるとは、罪を持つわたしに代わって死んでくださったイエス様のことを思うことです」と牧師先生が言われました。



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