生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

ペン仲間と共に

2018-04-26 15:56:13 | 日本クリスチャン・ペンクラブ
今日は美容院に予約を入れていたので、歩いて行ってきました。徒歩だと美容院までちょうど30分です。今日は、早く歩く自信がなかったので40分前に家を出ました。途中で小休止して水分補給し、着いたらちょうどの時間でした。
今までもっと速く歩けていたのに……。途中で休んだことなかったのに……。年のせいかなと思いましたが、病気のせいでしばらく運動していなかったことが原因で、慣れればまた速く歩けるようになると自分に言い聞かせています。

日本クリスチャン・ペンクラブで出しているニュースレター36号からわたしの書いたエッセーを紹介します。


ペン仲間と共に


私が初めて日本クリスチャン・ペンクラブ(JCP)に足を運んだのは50周年記念のときですから、ちょうど15年前になります。
以前から日本クリスチャン・ペンクラブの名前は知っていました。でも、子どもが小さかったので、御茶ノ水での例会は行けませんでした。
何年かたってJCP50周年であかし文章を募集していることを知り、それに応募しました。しばらくして入選の通知が届きました。  
50周年記念会で表彰式が行われると聞いて、御茶ノ水まで出向いたのでした。記念会で、神様のすばらしさを文章で伝えたいという同じ志を持つ方々に出会って、ふるさとに帰ったようになつかしさを感じました。その日のうちに入会を決意し、毎月通うようになりました。
奇数月に行われる例会では、まず礼拝があります。文章の学びをする前に神様に心を向けることが第一だと教えられました。礼拝の後、あかし文章についてのレクチャーを受けたり、文章の書き方について学びます。その後、4~5人のグループに分かれて作品の合評をします。

偶数月に行われている童話エッセーの集いにも参加しました。前理事長の池田勇人先生が「小さな群れよ。恐れることはありません。(ルカ12:32)」と言ってすすめてくださった少人数の会です。
童話エッセーの会では、「鍵、海、雨、声、靴、橋」などのテーマを決め、テーマに沿った作品を書き、互いに読みあって合評します。

自分が書いた文章を他の人に読んでいただき批評されることで、ひとりよがりだった文章がだんだんと変えられていきます。自分では十分わかっているので伝わったと思っていたら、全く伝わってなかったり……。ダイレクトに書きすぎて失敗したり……。テーマに沿って書けなくて、最後にとってつけたようにテーマの言葉を入れたり……。

作品を書くということは、産みの苦しみです。でも、苦しいからこそ、書き上げたときには感謝と喜びでいっぱいになります。神様が書かせてくださったのです。お仲間がいるから、ここまで書き続けてこられたのです。
童話エッセーの会で、私はほとんど毎回童話を書いて提出していました。なぜ童話かというと、子どもたちに神様の愛を伝えたいと思っているからです。

私は子どものころ、自己価値が分からなくて生きることが非常に辛い状態にありました。劣等感が強く、自分が欠陥人間のように思っていました。
何のとりえもない自分。いてもいなくてもいい存在。人間としての価値がないと、自己否定ばかりしていました。
自己を肯定できないと、他者のことを愛することができません。わたしは、自分自身を愛することさえできなかったのです。
そんな私が神様の存在を知って、変えられました。天地万物を造られた神様は、この世界を造られるとき、ひとつひとつに「よし」とされたと創世記に書かれています。神様は私のことも造られたとき、「よし」と言ってくださったに違いありません。自分は神様によって造られた価値ある存在なのです。

神様は、「何のとりえがなくてもいい。そのままでお前を愛する」と言ってくださっています。
罪のため滅んでいくしかない私の代わりに、ひとり子のイエス様のいのちを差し出すほど愛してくださる神様。私はこの神様の愛に圧倒され続けています。
『わたしの目にはあなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。(イザヤ43:4)』と言ってくださる神様のことを、自己肯定できない子どもたちに小説や童話を通して伝えたいと思っています。 



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