生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

二人称で書く

2017-09-19 16:09:52 | 日本クリスチャン・ペンクラブ
16日は日本クリスチャン・ペンクラブ(JCP)の65周年記念の集会でした。40人の方が参加して、祝福あふれる会になりました。

講師としてお迎えしたF先生の「書くこと、話すこと、伝えること」と題したメッセージの一部を紹介させていただきます。

(先生の言葉は、青字。わたしの感想は茶色。聖書の言葉は緑で書いています。)

マルティン・ブーバーは、その著『出会い』の中で、「問いと答え」と題する非常に印象的な文章を書いています。
1914年の5月、第一次世界大戦がまさに始まろうとしていた時、友人の老牧師ヘヒラーから、「愛する友よ、われわれはある重大な時代に生きています。どうか言って下さい。あなたは神を信じますか?」と、彼は尋ねられました。
駅に老牧師を送って行く途中、暗い路地の角でのことでした。ブーバーは、ヘヒラーを安心させようと思って、「このことについて、私のことを心配される必要はありません」と答えて、彼を駅に送り列車に乗せました。
ところが、帰りにその角まで来た時、ブーバーは正しい答えを見出すまでは一歩も進むまいと決心して、長いことそこに立ち止まっていた、と記しています。

そしてブーバーの到達した答えは、「もし、神を信ずるということが、第三人称で語ることを意味するならば、私は神を信じていない。もし、神を信ずるということが、彼に向かって語りうることを意味するならば、私は神を信じている。
すなわち信仰は、三人称ではなく、二人称……あなたとわたしの関係で向かい合う世界だと、ブーバーは語っています。


「Aさんは、敬虔なクリスチャンです。」
「Bさんは、すばらしい賜物を持っていてたくさん奉仕しています。」
「Cさんは心からイエス様を信じています」
と書いただけでは、人を感動させることができません。

「あなたはどうなのですか?」「あなたはどのようにイエス様を信じているのですか?」
と問われたように思いました。

聖書にはイエス様が弟子たちに「あなたがたは、わたしをだれだと言いますか?」と問いかけ、ペテロは「あなたは、生ける神の御子キリストです。(マタイ16:16)」と答えてイエス様に褒められたということが書かれています。





最後にあかし文章を書く者たちへの勧めをしてくださいました。


何を書くか、何を伝えるかが大切です。あかしの文章を書き、それを人に伝えるには、自分の言葉でほんとうに信じていることを書くことです。真実を追求し、美しい日本語で書くことです。聖書の言葉を現代生きている人にわかるように書くことです。言葉は人を変えるのです。 

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