生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

新しく本が出版されました

2017-07-05 20:39:08 | 日本クリスチャン・ペンクラブ


日本クリスチャン・ペンクラブ(JCP)から『山川草木』という本が出版されました。4字熟語を題材にしたあかし集です。2010年にスタートして、これまで『花鳥風月』、『喜怒哀楽』、『春夏秋冬』が出版されました。これに続く、並列四字熟語シリーズの第4弾目です。

山川草木に加えて『信仰』、『希望』、『愛』をテーマにした作品も掲載しています。
作品は、御茶ノ水で隔月に行われる例会の中で合評を繰り返してきました。字数制限があるのでなかなか難しく、何度も何度も推敲して持っていき、また書き直すという作業は大変でしたが、楽しい時間でした。他の方の作品を読ませていただけるのも恵みです。

JCPで書く文章は、ふつうのエッセイではなく、あかし文章です。あかし文章とは神様がしてくださったことをあかしする文章のことで、自分が何かをしたというのではありません。

わたしのがどのようにして作品を書いていったのかを紹介させていただきます。

テーマが決まっているので、まず何を書こうかと思いめぐらします。
最初の「山」について思いめぐらしていたら、祖母の言葉を思い出しました。

「山はどこから登っても頂上に行けるのだから、どんな宗教を信じても最後は同じ所へ行くんだよ」
けれども、そうではありませんでした。永遠の命に至る山はひとつなのです。その山のふもとにたどり着けなくて苦しんでいた自分の姿が見えてきました。ああ、このことを書こうと思いました。

次に「川」について思い巡らしていると、なぜか関西にいたころ友人と保津川下りをしたことを思いだしました。
書いている時は、末期がんの母の容態が日々変わっていくので、急流下りをしているように感じました。どんなに怖いと感じても、イエス様が船に一緒に乗ってくださっているのだから、大丈夫と思えたことを書くことにしました。

「草」はいちばん難しかったです。母の看病で忙しく、原稿が書けず、心身ともに疲れを感じていました。必死な思いで聖書を読むと、

「あなたは、春の雨の時に、雨を主に請い求めよ。主はいなびかりを造り、大雨を人々に与え、野の青草をすべての人にくださる。(ゼカリヤ10:1)」
のみ言葉が目に飛び込んできました。
求めることを忘れていたことに気づき、「主よ、わたしに雨と青草をください」と祈り求めました。祈って間もなく原稿が書けたのでした。

「木」はちょうど子ども家庭集会のクリスマス会に「三本の木」という絵本を紙芝居にして演じようと準備していたので、三本目の木に心動かされたことを書きました。

お求めの方は、日本クリスチャン・ペンクラブHPからお申し込みください。
土浦めぐみ教会の書店グレイスにも置かせていただきました。



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