「イエス様は何の罪のために死なれたのでしょう。」という質問がありましたので、今日は人類最初の罪について書きますね。
旧約聖書創世記1:1に「初めに、神が天と地を創造した」と書かれているように、神様は天と地とその中にあるすべてのものを造られました。
闇がおおっているだけの世界だったのに神様が「光よ。あれ。」と言ったら光ができたのです。何の材料もないのに言葉だけで造り出すことのできる神様って、すごいですね。
神様は天と地、植物、月、星、太陽を造り、海と空の生き物、動物を造って、最後に人間(アダムとエバ)を造られ、よしとされました。
神様は、エデンの園で人間が神様と一緒に永遠に生きられるようにしてくださったのです。神様は、アダムとエバに園のどの木の実でも食べてもいいけれど、善悪の知識の木の実だけは食べてはいけないと禁止されました。
ところがアダムとエバは禁止されている実を食べてしまいます。しかも、それがみつかるとアダムはエバのせいにし、エバは蛇のせいにしてしまいます。
このとき、ふたりが心からあやまれば、神様はきっと赦してくれたでしょう。でも、あやまらなかったのですね。
そのときから人類は罪を犯すようになったと言われています。(生まれながらの罪を原罪といいます。)
神様はなぜ禁止事項を作ったの? 禁止事項がなければ罪を犯すこともなかったのに……。と思う人や、神様は人間が悪いことをしないように造ったらよかったのに……。と思う方がいるでしょう。
神様はロボットのように人間の心を操作し、従うようにさせたいとは思われなかったのでしょう。人間に自由意思を与え、神様ご自身と人格的な交わりをしたいと思われたのでは……とわたしは考えています。してはいけないことをあえて作って、いいつけを守るか守らないかは人間の自由意思で選択するようにさせたのだと思います。
悪いのはアダムとエバだ! 自分と何の関係があるの? と思われた方もいると思います。
まず、それは置いておいて、続きを読んで下さい。
アダムとエバは罪を犯したため、エデンの園から追い出されてしまいます。そして人は誰でも死ぬことになってしまいました。
神様はエデンの園を出て行くふたりに皮の衣を作って着せて下さいます。この皮の衣は、イエス・キリストをあらわすのだそうです。
アダムとエバがエデンの園を出ていくとき、すでに神様は人類を救済する計画をたてておられたということになります。
つづく
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