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生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

アルタバンのように

2012-11-16 20:02:10 | 日記

クリスマスに向けて3本の脚本を書いて、OBIの卒業研究レポートの仕上げをし、パネルシアターの色づけ、手紙書きなど短期間に夢中でやりました。こんなに無理したら、具合が悪くなるという心の声も無視してやっていたら、一昨日はとうとうダウン。2日間眠り病にかかったように(必要最低限の家事だけして)夜も昼も寝てばかりいました。
今日、ようやく元気を取り戻しましたが、冬眠から覚めたばかりのクマのように頭がぼんやりしています。


今日はレストランで部屋を貸し切っての家庭集会でした。年に一度、恒例のように11月にこのお店で家庭集会を開いていますが、今回は初めて離れの建物を貸していただきました。


軽井沢のようなロケーションの山小屋風のレストランはすてきで、ランチもおいしかったです。
学びの前に来月の家庭集会クリスマス会で行う朗読劇の練習をしました。今年のクリスマスは「星」がテーマです。星と聞いたとき、思い浮かんだのは3人の博士でした。


クリスマスにイエス様の誕生を祝って東方から3人の博士が来訪したことは、多くの人が知っていますね。
東方とはどこの国なのか。 なぜ救い主誕生のことを知っていたのか。なぜ救い主を拝むために危険を伴う旅までしたのか。東方から来た博士は3人だったのか?
色々な疑問がわいてきます。博士の人数については聖書に書かれていません。
ただ、乳香、黄金、没薬という3つの贈り物がささげられたので、3人と思われているようです。
博士たちは、星の道筋を調べる占星術師だったようです。ちょうど救い主、イエス・キリストが生まれたころ、新しい星が出現しました。けれども、新しい星の出現がなぜ救い主誕生と結びついたのでしょう。ユダヤ人ではない博士たちが、救い主のことをどうして知っていたのでしょう。

東方というのはペルシャだという説があります。かつてイスラエルがバビロンに滅ぼされ、捕囚としてバビロンの地に連れてこられました。ユダヤ人たちはそこに住みつきました。何年もたって、バビロンがペルシャに滅ぼされ、ユダヤ人は国に帰還したのですが、帰還せずにそのまま住み着いたユダヤ人もいたようです。

ユダヤ人たちは巻物の聖書持っていました。旧約聖書です。そこには救い主誕生の預言が書かれています。
帰還したユダヤ人が置いて行ったのか、書き写したものかはわかりませんが、博士たちはそれを読んでいたと考えられます。なぜなら、星を見ただけで、救い主が誕生したことを確信し、全財産をはたいて命の危険を顧みずに旅に出たのですから。

さて、救い主を拝みに行こうとした博士は、3人ではなくて4人だったと考えた人がいます。4人目の博士の名はアルタバンです。

初めてアルタバンの話を聞いたとき、わたしは心がズキンとしました。アルタバンは救い主への贈り物として3つの宝物を持って旅に出ますが、病気の旅人や、母親と赤ん坊、奴隷として売られていく娘を助けるため宝物をあげてしまいます。何もかも失ったと思ったアルタバンでしたが、イエスさまはアルタバンがしたことは皆、わたし自身にしたことと同じだ言って賞賛してくれます。

アルタバンのような生き方はできないけれど、そのように生きたいとあこがれています。
「まことにあなたがたに告げます。あなたがたが、これらのわたしの兄弟たち、しかも最も小さい者たちのひとりにしたのは、わたしにしたのです」(マタイ25:40)
このようなストーリーを朗読劇にしたいと思って脚本を書いたのでした。
来月13日の家庭集会クリスマス会が終わったら、ブログでも紹介させていただきますね。


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