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生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

かけがえのない贈り物

2012-11-05 20:20:18 | 日記
3日の夜、実家から帰ってきました。
母が左腕を骨折してから3週間経ちました。最初、2週間でギブスが外れると言われていたのですが、2回目の診察の時、骨のつきが悪いので、手術しなければならないかもしれないと言われ、心配していました。

3回目の診察で、「手術は必要ありません。このまま順調にいけば8日にはギブスがはずれるでしょう」と言われたそうで、ほっとしました。
紫色になっていた指先も、もとの色に戻りつつあります。指先が使えるようになったので、家事もだいぶ楽になったと言っていました。
それでもお風呂掃除や布団干しなどはできませんし、洗濯物を干すのも一苦労です。

3日は、父の七回忌が行われました。命日は10月18日なのですが、妹の仕事の都合で11月3日に行うことを以前から決めていました。
父の遺骨は分骨して教会の納骨堂にもあるので、7回忌の代わりに教会で記念会をと願いましたが、母の希望でお寺で仏式ですることになりました。

一周忌、三回忌のときも、悲しくてたまらなかったのに、6年経った今は悲しいという気持ちより、なつかしいという気持ちに変えられているのが不思議です。

「出かける時はガス、電気、戸締りOKと口に出して言って、指さし確認するんだ」など日頃父の言っていたことを思い出します。

わたしは、ひとつでもいいから聖書の言葉をいつも口に出して言ってみようかなと思いました。そうすれば、主人や子どもたちの心に刷り込まれて、天国へ行った後、生かされるかもしれないですね。(主人より先に召されると決めこんでいるわたしです)


教会ではちょうど昨日、召天者記念礼拝が行われました。牧師先生のメッセージの中で印象に残ったことを記します。

愛する者との思い出は、神から与えられたかけがえのない贈り物です。
わたしたちは、死を迎えるその時までは健康でありたい、自由でいたい、尊厳を保っていたいと思います。でも、体力、気力、記憶、成し遂げた実績などを少しずつ失っていきます。
それは、神様からゆだねられたものをひとつづつお返ししていくことです。

「私は裸で母の胎から出て来た。また、裸で私はかしこに帰ろう。主は与え、主は取られる。主の御名はほむべきかな。(ヨブ記1:21)」

天には神の家があります。愛する者は、神の家に住んでいます。わたしたちも明日そこへ行くかもしれません。
人生のエンディングは自分では選べません。今日という日、今というときを精一杯生きていくことが大切です。


今というときを大切にして、わたしも精一杯生きたいです。



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