生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

外なる人は衰えても

2011-01-30 16:21:30 | 日記
27日から昨日まで出かけていました。
27日は義母が遺族年金手続きをするために一緒に年金事務所へ行きました。義父が1月2日に召されたので、色々な手続きがたくさんあります。義母一人ではとても大変なのでお手伝いさせていただきました。
年金事務所は実家から電車とモノレールを乗り継いでいきます。やっと着いたと思ったら混んでいて一時間半ぐらい待たされました。

書類がそろっているか何度も確認したのに、一枚足りなくて手続きは完了しませんでした。足りない分は郵送でもかまわないと言われたのでほっとしました。
義母は、「こんなこともひとりでできないなんて、申し訳ない。申し訳ない」と繰り返し言っていました。

申し訳ないなんて思う必要はないんです。むしろ高齢者がこのようなややこしい手続きをしなければならないことに問題があるのではないかと思います。

お役所の手続きは、とても大変です。どんな書類が必要なのか、説明を読んでもなかなかわかりません。本籍が今住んでいる市にないので、取り寄せなければなりませんでしたし、取り寄せるために必要な物を問い合わせたり・・・とても84歳の義母一人でできることではありません。

高齢者の身になって考えてみると、大変なことがたくさんあることに気づきました。
年をとると目はかすみ、耳は遠くなります。(すでにわたしにもその兆候が表れています)早口で聞き取りにくい声で話されると何を言っているのかわかりません。

何度も聞き返したりすると、面倒くさそうに答える人、バカにしたように接する人もいます。ひどいときは、「息子さんか娘さんと一緒にあらためて来て下さい」と言われてしまうこともあるそうです。
子どものいない高齢者はどうしたらいいのでしょう。

「市役所に行ったとき、名前や住所、本籍地など、次々と質問されたの……認知症と疑われたみたい・・・」と、義母は嘆いていました。


28日は三鷹の実家に行き、母に頼まれて買い物につきあいました。電器店でテレビを購入したのですが、店員さんが早口でエコポイントの申請のことや、カードの申し込み方法など説明するので、母は聞き取れませんでした。

カードの申し込みはパソコン画面で行うので、母にはできないことでした。
「あんたが一緒について行ってくれてよかったわ。」
と言ってくれました。


29日は日本クリスチャン・ペンクラブ(JCP)の例会でした。
久しぶりにみなさんと再会し、書くことに対する熱い思いを伺うことができて感謝しました。
「喜怒哀楽」の「喜」をテーマにした400字エッセイの合評も実りある時間でした。80歳の方が毎週礼拝をするたびに新しくなる喜びについて書かれている文章を読んで、はっと心打たれました。


聖書の言葉
ですから、私たちは勇気を失いません。たとい外なる人は衰えても、内なる人は日々新たにされています(Ⅱコリント4-16)


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