生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

ブログ開設5周年

2010-10-20 16:24:24 | 日記
「土筆文香(つくしふみか)です。友人から、ホームページの記事を携帯で見たいと言われたので、ブログを開設しました。」

2005年10月20日の「はじめに」に書いた一文です。

HP開設にあったっては何日も準備をして時間がかかりましたが、ブログは何の準備もなく始められたので、その手軽さがかえって恐ろしかったのを覚えています。

当時は乳がんの手術を受けてから2年弱でした。薬の副作用で体調が不安定で、再発転移の恐れも今より強かったです。
いつ死が訪れるかわからないと思っていました。だからこそ「こうしてはいられない」と、ブログをたちあげたのです。目的は、神さまの愛を伝えることです。

こんなに長く続けられるとは思いませんでした。5年の間には、やめようと思ったことが何度かありました。友人の励ましと祈りによって支えられ、続けられました。

ブログは世界に繋がっていること。だれが見ているか想像すらできないことを知らされた出来事がありました。

5年間でいちばん驚いたことですが、2007年1月にキリスト教のテレビ番組「ライフ・ライン」からの出演依頼が来ました。
太平洋放送協会のスタッフがわたしのHPとブログを見て番組を作りたいと言われたのです。まさに青天の霹靂です。そして、2007年2月に撮影。3月に放映されました。


2009年8月には、わたしがブログに書いた詩にゴスペルシンガーのチャキさんが曲をつけてくださいました。それが「神さまのカリス」です。

この出来事も、ネットならではのことです。この詩を最初に掲載したのは2006年でした。
2009年、パラグアイに住むTさんがお子さんに「カリス」という名前をつけ、インターネットで「カリス」を検索したらこの詩がヒットしたそうです。詩を喜んでいるというメールをいただきました。
Tさんのメールに感謝して再び「神さまのカリス」の詩をブログに載せたら、チャキさんが読んで心に留めてくれたのです。

また、ブログを通して多くの方々との出会いがありました。
「五つのパン」さんとはブログを通して出会いました。キーワードは「児童文化の会」でした。

JCPのHPに相互リンクをお願いしようと全く面識のない方にメールを出すと、その方はわたしのブログを「お気に入り」に入れて読んでくださっていたことがわかりました。

生きるのがつらくなって「助けて下さい」と書いて検索したら、2006.3.28に掲載した詩「だいじょうぶだよ」(わたしのHPの詩のページにもあります)にたどりついて命拾いしたというメールをいただいたときは、鳥肌がたちました。

同じ病気(乳がん)の方からメールやコメントをたくさんいただいています。
わたしの文章がクリスチャンでない方にも共感していただけて嬉しいです。

神さまがネットのうえにも働いておられることを実感しています。

                   つづく

にほんブログ村 哲学・思想ブログ キリスト教へにほんブログ村


拍手ボタンです

web拍手