生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

よろしく

2010-10-06 13:23:54 | 教会
先日の礼拝メッセージは1コリント人への手紙の最後のあいさつの部分でした。

「アジヤの諸教会がよろしくと言っています。アクラとプリスカ、また彼らの家の教会が主にあって心から、あなたがたによろしくと言っています。すべての兄弟たちが、あなたがたによろしくと言っています。」(Ⅰコリント16:19)」
コリント人への手紙は、エペソにいたパウロが遠く離れたコリントの教会に送った手紙です。

アクラとプリスカはクリスチャンの夫婦で「使徒の働き」にも出てきます。パウロを自宅に住まわせ、共に天幕作りの仕事をしながら福音を伝える働きをしました。そして、家の教会を作りました。家の教会というのは家庭集会のようなものだそうです。

「すべての兄弟達がよろしく」と言っていますが、すべてのというのは、会ったことのない人も含まれています。なぜ会ったこともない人に対してよろしくと言えるのでしょうか……それは神の家族だからです。

キリストを信じる者たちを「神の家族」といいます。肉親ではありませんが、キリストの血によって繋がっています。


メッセージを聞いて思い出したことがありました。
昨年の夏、めぐみ教会のS牧師が岐阜のキリスト教の集会でメッセージをされました。
岐阜に住むK・Kさんは、わたしの通う教会の牧師先生がメッセンジャーだと知って、ぜひ参加したいと仕事の休みをとって集会に参加されました。
K・Kさんは、キリスト教の月刊誌「百万人の福音」に掲載されたわたしの文章を読んで手紙を下さった方で、それまで文通をしていましたが、お目にかかったことはありませんでした。
集会の後、K・KさんはS先生に声をかけ、わたしと文通していることを話したそうです。
S先生は喜んでくださって、一緒に撮った写真をわたしに下さいました。
わたしとの繋がりで行動されたK・Kさんのことを嬉しく思いました。

また、ついひと月ほど前のことです。礼拝堂に入ろうとしたとき、友人に「文香さんを探している人が入口のところにいるよ」と言われました。
わたしが名乗ると「よかった、やっと会えた!」と満面の笑みを浮かべている婦人が立っていました。

「Yさんに『めぐみ教会には文香さんがいるからぜひ会ってください』と言われたんだけど、なかなか会えなくて……いろんな人に尋ねてやっとお目にかかれた」
と言われました。

Yさんはネット読書会のお仲間で、今まで2回ほどお目にかかって昼食を共にしています。また、同じOBI生でもあります。わたしは通信なのでOBIではお目にかかったことがないのですが……。

Yさんは、わたしが今年の7月にOBIサマースクーリングに申し込んで、体調不良のためキャンセルしたことを御存じで、心配してお祈りしてくださった方です。

そのYさんと知り合いであるKさんは、今年度、実習神学生であるご主人と共に一年間めぐみ教会の礼拝に出席されることになったのです。おそらく、ずいぶん前からわたしのことを捜しておられたのでしょう。

めぐみ教会で人捜しをするのは大変なことです。なんせ、礼拝出席者が600人もいるからです。午前中の礼拝が3回。そして夜のオープン礼拝もあるので、どの礼拝に出席しているかわからない場合は、捜すのが大変です。
わたしはたいてい第Ⅲ礼拝に出ているので、Kさんは第Ⅰからずっと捜し続けておられたようです。

声をかけていただいてとても嬉しかったです。Yさんという共通の友人がいるということも加わって、初対面なのにずっと前からの友人のような気がしました。


*写真は桜川の土手に咲く彼岸花。今日、教会の帰りに撮りました。
花火大会のときは、この場所と教会グラウンドで打ち上げられました。


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