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生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

いじめにあわない方法?

2008-11-18 11:59:27 | 日記

『どこの職場でもいじめはあると聞きます。いじめにあわないようにするには、どうしたらいいですか?』

以前職場でいじめにあって、社会に出ていくことに恐怖を感じている方から質問のお便りをいただきました。その返事の一部を紹介させていただきます。


職場で働くことに対して恐れを抱いているのですね。以前働いた時、いじめられたと書いていましたが、そのときのことが思い出されるのでしょう。
心の傷がまだ癒されてないのですね。わかりますよ。わたしもたまに昔いじめられたつらいことを思い出すと、心がズキズキ痛みます。
たしかにどんな職場でもイジメはあるようですね。いじめのない職場に勤めたいと願っても、中に入ってみないと人間関係はわかりませんよね。
 
職場でいじめられない方法……というかマニュアル的なものはありませんが、わたしの経験から言うと、まず、余計なことは言わない。なるたけ人の話にあわせるけれど、誰かの悪口を言っているときは、同調しない。人が嫌がる仕事をすすんでする。……などでしょうか。

そのようにしていてもあなただけ集中していじめられ、解決法がみつからないときは、職場をやめて別の職場を探すほうがよいでしょう。この場合は自分が悪いのではないので自分を責めないことです。そして、いじめた人を恨まないことです。その人は、おそらく心に傷を持っている寂しい人なのだと思います。  

いじめる人は、とげのついた棒をふりまわしているようなものです。人を傷つけ、それで自分自身も傷ついているのです。

また、ひどいことを言われたときは、言ったその人が、かたよった見方をしているだけで、事実ではないと思うことが大切です。

たとえば、「あんた、アホやね」と言われた場合、本当にアホなのではく、その人がそう感じただけなのです。たとえアホなところがあったとしてもそれがすべてではなく、賢い部分もあるのです。

「あんたは、だめな人間や」と言われても、その通りだと思わないでください。本当にだめな人間などいないからです。誰もあなたの全人格を否定することはできません。
たとえ、ひどい罵声をあびたとしても、あなたの人格が損なわれることはないのです。

よく、「みんな言ってる」と言う人がいますね。もし、「あんたのこと変な人だとみんな言ってる」と誰かが言ったとしても、それは本当だと思わないでください。『みんな』というのは、職場の人全員という意味ではないでしょう。自分に同意を示す人がひとりでもいれば、『みんな』と言うのです。

あなたは、神様から造られた尊い人です。神様はあなたを目的を持って造られ、大切に思っておられます。たとい友達が離れて行っても、イエス様はいつもあなたと一緒におられます。


わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。
(イザヤ書43:4)
わたしは、決してあなたを離れず、また、あなたを捨てない。(へブル13:5)

と聖書に書かれているようにあなたは尊くて愛されている存在であること覚えていてください。このことがはっきりしていれば、誰に何を言われても動揺することがありません。いじめられても落ち込みません。



と偉そうなことを書きましたが、以前わたしは人からちょっと責められただけで落ち込み、食事ものどに通らなくなってしまったことがありました。わたしの悪かった部分を指摘されただけのですが、わたしは全人格を否定されたように受け止め、鬱状態になってしまったのです。

ヘンリ・ナーウェンの本「いま、ここに生きる」(あめんどう)を読んでを読んで立ち直ったのですが、あのままなら心の病気になっていたでしょう。

わたしはアイデンティティーが確立してなかったのです。「自分は何者か」がわかっていなかったのです。

いじめられても、人に何を言われても、自分は神様から愛されている尊い存在なのだということを覚えていればだいじょうぶです。



以前にも似たようなことを書いたと思って調べてみたら、2007年12月22日に書いています。(左のバックナンバーの欄から2007年12月をクリックし、カレンダーが出たら22日をクリックしてみてください)

ヘンリ・ナーウェンの本の内容の一部も紹介していますので、こちらの方もお読みください。

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